坂木司さんの本は今までも何冊かご紹介してきて、

和菓子のアンも、こちらこちらで記事にしております。

 

で、待望の続編が出たという話はずっと昔に聞いていて、

そして、忘れていました(笑)

 

3月に入って、本屋さんをぶらぶらしていたら、文庫化されているじゃないですか!

しかも去年の10月に・・・!

あぁ、なぜに気づいていなかった・・・

 

本屋さんのおすすめってその店舗によって違うし、

私が行くタイミングでも違うのですよね。

なので、全然目に入らなかったのかもしれないけれど。

 

ちょっとぽっちゃりめのアルバイト女子、

通称アンちゃんがデパ地下に入る和菓子屋さん「みつ屋」にて、

良き上司、同僚に恵まれ、いろんなお客さんに揉まれながら

今回も頑張っております。

 

前作では、進学せずに食べることが好きだからと

みつ屋でバイトを始めたところから物語は始まります。

そして、読み終わる頃には彼女の社会人としての成長をひしひしと感じました。

今作は更なる成長を遂げているのですが、

働くことって?私の目的って?と自分を見つめなおしたり、

他人に認められたりしながら、内面がどんどん大人になっていきます。

 

今回私がぐッときたのは、

「通り過ぎないと分からないこともある」ってところかなぁ。

渦中にいると見えないもの。青春の愛おしさとか若さの輝きとか。

 

この物語、実はミステリー。

アンちゃんの周りにいる人たちの、

言葉に隠された本当の思い、お菓子に秘められたサイン。

洋の東西を問わず、お菓子にまつわるアレコレ、

それに絡めた謎をアンちゃんが解き明かしていきます。

 

そして、見た目はイケメン中身は乙女の先輩、

立花さんが今作ではいろんな感情をむき出しにして、

アンちゃんを振り回しております(笑)

「青春だなぁ!」と思って、読んでるこっちは微笑ましいんだけど(笑)

2人の関係をこれからも見守ろうと思います。

(シリーズ化されると信じています♡)

 

 

さて、今日は春分の日(そして、満月!)ですね。

私は疲れ切ってぐたーっとしちゃってますが、

やるべきことはやらねば!!

みんなに素敵な一日になりますように♡