昨日は赤坂ACTシアターで観劇。


TEAM NACS ニッポン公演
WARRIOR~唄い続ける侍ロマン~


1月にチケットを取ったから、もう待ちに待った感じ。
そして公演自体も、
残すところ、今日と明日の3公演になりましたね・・・

ここへ来るまで、札幌を皮切りに
たくさんの観客と作り上げてきたWARRIOR、
その集大成を見られる幸せ。
(待ってて良かった、笑)



ということで、思い切りネタバレ。




今回は15名のアンサンブルを加えての大所帯。
幕が開いた瞬間、そこには初めての、
見たことがないほど迫力のあるNACSの舞台がありました。

セットはシンプルな階段だけ。
ほんの少し映像とライトを駆使して作り出す世界。
でも、そこは間違いなく戦場であり、城郭であり。


新しいNACSを感じた一方で、
やっぱりNACSだなと安心させられるストーリーと
随所に散りばめられた、彼らならではの笑い。

光秀が雨男だとか、武田軍が半人半馬とか(笑)
NACSファンじゃなくても笑えるけど、
ファンには更に笑い倍増でしたよね。
懐かしいあの人を思い出したりね


5人の役柄も見事にハマってた。

豪快で情に厚い勝家、
成り行きで仕立てられた心優しい家康、
緻密で繊細な光秀、
人当たりが良いが有能(策士)な秀吉。

そして、非情でカリスマオーラを放つ信長。

まず、シゲの信長ありきで始まった構想らしいので、
当たり前と言えば当たり前だけど、
最期に散るその死に際までもが美しく、惚れ惚れとする格好良さ。




そして、非情な信長も含め、実は根底に深い愛がある。

家康が妻子をやむ無く見捨てる場面、
光秀と濃姫の間に流れる互いを思う気持ち、
勝家の主君を守らんとして討たれる最期、

そして、信長が濃姫にかけた言葉。
濃姫が信長に信頼を置いて言った言葉。

秀吉ですら、主君を討ったのは国を思えばこそ。


それぞれのシーンに涙がポロッと零れて
何度もハンカチで目頭をおさえました。

もうね、本能寺なんて涙なしでは見られません。
いろんな気持ちが交錯して(笑)

信長のあの、きらびやかな衣装、長い髪、
すっと伸びた背筋と大きく響く足音・・・
本当に強く美しい戦国武将でした。
(すみません、子残念です、笑)



スケールは大きくなったけれど、
彼ららしい、熱く、強く、優しく、そして温かい舞台でした。


カーテンコールへ続く。