タイに住み始めて、年に数回は下痢になっている。

下痢と一言でいっても、その程度は様々だ。

一時的にひどいだけですぐに回復するときもあれば

1週間近く、便が落ち着かないときもある。

タイに住み始めて、本当にしんどかった下痢は2回あった。

今日はそのうちの1つを書いておきたい。


ラオスに旅行に行った帰りのこと。

イサーンのウボンラチャタニーまで戻ってきた。

夕食を食べようと思いゲストハウスの周りを歩いていると屋台街があった。

なにを食べようかと考えながらふらついていると

ラオスで会った旅行者(若いカップル)に再会した。


じゃあそこでお茶でもしましょうか、

なんてことになって、屋台で料理を注文した。

確かカオマンガイだったと思う。

その後、別の屋台でナムソム(オレンジジュース)を頼んだ。

旅先での話は盛り上がり、

別れたゲストハウスに戻ったのは9時近かった。

シャワーを浴びてすぐに横になる。

すると眠気の前に腹の痛みを感じ、トイレに駆け込んだ。

最初はただの下痢だと思った。

ところがいくらトイレに行っても下痢は止まらない。

とにかく水分を取ろうと思い

ゲストハウスの近くにあるコンビニに行って水を買って来た。

戻ると今度は意識が朦朧としてきた。

水を飲めば飲むほど、気持ち悪くなってきた。

どれだけの時間、気を失っていたかわからない。

気がついたのは吐き気がしたからだ。

再びトイレに駆け込んで、今度は嘔吐した。

嘔吐したものを見て驚いた。

夕食以降のもの全てが吐き出されたのだ。

食べたもの、飲んだもの、全てが消化されないまま吐き出された感じだった。

吐き出したおかげで吐き気は多少治まった。

すると今度は間接が痛み始めた。

どうやら熱が出てきたらしい……

安宿のベットの上でのた打ち回りながら一晩を過ごした。

いや、もう時間の感覚がなくなっていた。


そのゲストハウスには3泊程度した。

それは体力が多少回復してから数えたのであって

泊まっているときは考える気力もなかった。

今であれば飛行機ですぐにバンコクに戻り

保険の利く病院に駆け込んで入院しただろう。

でも当時の「地球の歩き方」には

ウボンラチャタニーとバンコクの間は週に4便という表記だった。

時間もわからないし

(タイ人に聞けるほどのタイ語力も持ち合わせていなかった)、

バスで帰るしかないと思っていた。

しかし、この体調でバスに10時間以上乗るのもしんどい。

少しでもバンコクに近い土地に、ということで

以前行ったことのあるコラートまで行こうと思った。

コラートに行けば、そこそこのホテルを知っている……

確かカードも使えたはずだ。

結局コラートでも2、3泊した。とにかく体力的にしんどかった。

バンコクに戻って、財布が戻ってきた喜びはあったものの

1週間くらいは使い物にならないくらい、体力が落ちていた。


ひどい下痢をやって、しばらくは食欲もなかったので

その直後の一時帰国では、友人たちに

「どうしたの?なんかすごく痩せたんじゃない?!」

散々言われた。今はそのときよりも○○キロほど増えている……


このときはクレジットカードは持っていたものの

これほど長くバンコクを離れる予定はなかったので

金銭的な不安が大きかった。

以来、バンコクを離れるときは、

予算にゆとりを持って出かけるようになった。