チャイントン近郊に住む山地民は旧正月を祝う民族が多い。旧正月にチャイントンを訪れると数々のイベントに遭遇することができるかもしれない。旧正月は年によって日が異なる上に、山地民は独自のスケジュールで祝い事を行うことが多いので、詳しい日程は現地に行かないとなかなかつかめない。特に村ごとに行う行事は直前まで決まっていないことさえある。どうしても見たい人は時間に余裕を持ってチャイントンに入ること。これを見るためにチャイントン入りしている白人旅行者の団体にも会った。また旧正月前後、タチレクからタクシーでチャイントンに向かおうとすると、タクシー料金が跳ね上がっているので覚悟しておくこと。カルテルを結んでいるようで値下げ交渉は一切受け付けなかった。現地人もあきれるほどの値上げだった。


旧正月初日にはチャイントン郊外でこの地域のラフ族がいっせいに集まるイベントが行われる。実際に見たのは1度だけだが、その少し前にチャイントンにいたとき、あと数日待てば見られるのに……と現地ガイドにも言われた。このイベントは、この地域でもかなり大きなイベントになると思うので、日程は毎年決まっていると思われる。主にラフ・ナー(黒ラフ)と呼ばれる人たちが数多く集まる。民族衣装を着飾ったラフ族が、数百人単位で集まる姿はなかなか見る機会もない。イベントはお偉いさんの挨拶の後、色々なグループがそれぞれ踊りを披露するというものだ。1年の生活を踊りで表現している。田植えから稲刈りの踊りは誰が見てもわかる踊りだ。写真撮影にも気軽に応じてくれる。このイベントは夕方まで続くらしい。この日以外でもラフ族は、周囲の村々を回りながら挨拶代わりに?踊っている。偶然、移動中のラフ族に遭遇し、あとを追って行ったこともある。トレッキングに行ったら偶然遭遇したこともある。この村では民族衣装を着ている人は少なかったが、音楽に工夫を凝らそうとしている姿が印象的だった。子供達が勝手に打楽器を鳴らして踊っていた。言葉はわからないが、色々と音をアレンジしようとしているように見えた。


その他、チャイントンに滞在中、ワ族とリス族の(旧正月を祝う)祭りを見る機会があった。また、チャイントンの街には教会が数多くあるようにキリスト教が布教されている。そのためクリスマス(私はイブしか見ていないが)には、布教団体が中心となって、教会周辺でイベントが行われる。それらはまた別の機会に書きたいと思う。