初めてタイ語を学んだのは、日本であった。某タイ語学校で1年ちょっと、週1回2時間の授業を受けていた。だが、仕事から帰ってくると、復習や宿題をする気力は残っていなかった。ただ通っていただけに過ぎず、実力も大してつかないまま終わってしまった。モチベーションの弱さが原因だろう。
タイにやってきて、いくつかの語学学校に通った。籍だけ置いてあった学校もあれば、きちんと通った学校もある。事実上、プライベートレッスンの学校もあった。今現在のタイ語能力を考えると、最初に通った学校で得られてものはそれほどあったとは思えない。当時は今ほどタイ語学校の情報もなく、ただ先に来ていた友人が通っていたと言う理由だけで学校を選びをしたことはある意味、失敗したと思っている。だが、皮肉なことに今でも付き合いのある友人たちは、この学校で知り合った人ばかりなのだが……
あまりにも書いてしまうと、恥ずかしい素性がばれてしまうので、そこはぼかして書かせていただく。
ある学校で長期のコースを受講したことがある。授業料は一括払いだった。この学校、学校としてはかなり問題があった。確か、同時スタートだったのは4人程度だったと思うが、この4人、この時点での実力が全く異なっているのだ。私ともう1名は、1年以上タイ語を勉強しており、日常会話には不自由しないレベルにあった。(ただ、彼女は日本で1年なので、話し慣れていなかった)だが、1人はタイ文字を全然知らず、タイに来て1ヶ月も経っていない人だった。これが同じ授業を受けるのである。グループレッスンとは言えない授業内容に怒り爆発。1週間ほどして、先生にクレームをつけた。講師の手配ができないということで1週間ほど待たされたが、なんとか私だけ別クラス、結果としてマンツーマンの授業を受けることになった。しかし、その新しく雇われた講師に問題が多かった。1週間10時間という当初の話であったが、やはり講師の都合ということで、月曜から金曜のうちの4日、1日は4時間、3日は2時間という変則授業、しかも毎日、授業時間が異なるのだ。ある曜日は8時から10時と思えば、ある曜日は16時から18時など、さらにこれも原則であって、コロコロ変わる。また、講師の遅刻も当たり前。でも、終わるのは決まった時間……全ての講師ではないが、問題をやらせて、自分はどっかに行ってしまい30分ほど放っておかれることもしばしば……授業料は一括払いしているので、辞めるわけにも行かない。唯一の救いは、講師の一人がとても素晴らしい授業をしてくれたことだった。タイ語の授業と言うよりも、タイ語を使ってタイに関しての知識を深めると言う理想的な授業であった上に、この講師は教養のある方だったのでこちらのレベルの低い質問に対してもわかりやすく説明してくれる方だった。今でもこのときの授業で使った教材は、部屋の片隅に置いてある。恐らく、この講師との授業がなければ、授業料が無駄になろうとも、この学校に通い続けることはなかっただろう。
タイでタイ語を勉強しようと思っている方、事前の情報収集は怠らずに。