日本で働いているとき、毎週1回喫茶店に行っていた。完全週休2日制の会社だったので、土日はほぼ確実に休めた。土曜日はできるだけ外に出て、日曜日は家でくつろぐ、というのが生活のパターンだった。日曜日、競馬中継の終わる4時になると、駅前にある喫茶店まで歩いていく。そこでカフェラテを飲みながらスポーツ新聞を中心に新聞・雑誌を2時間ほどかけて読み、スーパーで買い物をして帰宅すると言うのが習慣になっていた。特にコーヒーは好きではなかったが、新聞を取っていなかった私は、コーヒーの料金で新聞・雑誌を読めるのが魅力的だった。そのときから喫茶店で、読書をしたり仕事上のレポートを書いたりする習慣が作られたのだと思う。
タイに住み始め、旅行のときから何度か利用している喫茶店に通うようになった。日本の雑誌や漫画が置いてあり、インターネットが普及したとはいえ紙媒体の方が読みやすいと思っているので、十分魅力的な店だ。2年位前から、空調の効いた店では禁煙が義務つけられるようになったので、煙草を吸わない私にとっては一段と長居しやすくなったと思う。名古屋出身の友人によると、名古屋には「My喫茶」などと言う言葉があるそうだ。私にとってこの店は「My喫茶」なのかもしれない。最も、最近は引っ越したこともあってその喫茶店よりも別の喫茶店に行くことが増えている。BGMを流している、空調設備のしっかりとした店だ。この2軒は、顔を覚えられてしまったようで、注文をしなくても勝手に持って来られることもある。
さて、チェンマイやチェンライに行くと、こういった喫茶店が見つけられずにいる。活字中毒を自負する私は、喫茶店の雰囲気で読書をしたり、何かを書いたりすることが気分転換に最適なのだが、なかなかそういった環境を探すのは難しい。
最近、チェンライにもお洒落な喫茶店が増えてきたように見える。しかし、その多くはオープンエアーのため、道路の騒音が気になって仕方がない。私にとって「My喫茶」にはとうてい及ばない店しか見当たらない。
チェンライで「My喫茶」を見つけ出したき、チェンライに長期滞在できるのかもしれない。