帰宅して お花を見るなり 子供達が聞く
『自分で買ってきたのそれ？』っと・・・
すかさずパパが居たたまれなさそうに言った。
『お父さんが買ってこなかったから
お母さんが自分で買ってきたんだ・・・』っと
特別な日に限ってのすれ違いって
我が家ではよくある。
結婚記念日の時もそうだし、いままでの誕生日にも
そんな感じだった(笑）
それは私のわがままが原因でもある
誕生日なんだから～って
ちょっとパパに期待しすぎたりするからだ。
この前も帰宅前にパパからメールが来て、
『ケーキでもかって帰りますか？』っとパパにとっては
ありったけの優しさで送ってきたであろうメールが送られてきたんだけど
わがままな私は、
『ケーキはおにいが買ってくれたからいらないわ～
そんならご飯でも作って～』っとメールを送りかえした。
普通の人なら これで察するだろう。
今日くらいは、ごはん支度をしたくないんだぞ～っという事を！！
だが パパは違った。
しばらくして シャンパンを手にしパパご帰宅。
ごはんしたくなどしてない私を気にもせず、
いつもとなんら変わりなく
プシューっとビールをあけ、なにも用意していない事にもふれず
冷蔵庫の のこりものをおつまみに晩酌を始めるパパ。。。
だんだん ムカつく私。
誕生日なのに・・・って思うとなんだかむなしいような気分になり、
『買い物にいってくるわ』っとムッサイ顔で
威圧感を与えながら 家をあとにした。
自分のわがままさと、パパの鈍感さに腹をたてていた。
少しすると 買い物をしてるうちにちょっと冷静になり
カワイイお花を買って帰宅した。
私が買い物に威圧感ばりばりで出て行って
始めて不機嫌だった事に気づいたようだ。
そんなん こんなんでこのカワイイお花をみての
先ほどのパパのことばだった。
『お父さんが買ってこなかったから
お母さんが自分で買ってきたんだ・・・』っと。。。
珍しくそんな言葉を反省したかのように言われると
今度は私の方が心苦しくなった。
だって そんな理由でお花を買ってきたんじゃないのだから。
『これは、自分のお母さんに買ってきたの！』っと
ちょっと投げやりに話しだす私。
そこでまたパパがとぼけた事を聞いてくる
『お母さんのお母さんも同じ誕生日だったの？』っと
でかい目をより でかくして聞いてくる。。。
ちょっとあきれながらも
『違うから・・・・
私を産んでくれた事に
ありがとうって気持ちでお花を買ってきたの』っと話す私にパパが言う。
『なかなかお母さん おしゃれだね』っと・・・・
感心するぱぱ 
返す言葉もなく 無視するわたし。。。。
そんな態度が可笑しいような、
より腹立たしいような・・・・(笑）
でも気を取り直してその後は、
パパの買ってきてくれたシャンパンで乾杯をした。
シャンパンにあうようなお料理はなにひとつないまま
お惣菜でお祝いした夜だった。
でもひと言 くぎをさしておいたのは言うまでもない。
今度の誕生日には ○じみ寿司にでも連れて行ってくれと！
おかしなことかもしれないけれど
いくつになっても 誕生日って特別な日だ。
今頃 私は産まれていたのかな～とか
そんなことを考えてみたり。。。
おめでとうのメールや、お誕生日おめでとうって
言葉をかけてもらうたび
しあわせだな～って実感する日でもある。
そして 母にも感謝する日。
そしてパパには、わがままを言いたくなる日なのであります