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小学校のおもいでと言って思いつくのはランドセルです。
私のランドセルはだいだい色でした。
しかも 新品なのに骨董品のような 古いだいだい色のランドセルでした。
今思えばいいあじの出たランドセルだと思いますが・・・・。
そのランドセルのおかげで色んなことがありました。
なぜそのランドセルを持たされていたかと言うと、実家は呉服屋で っというか色んな物屋さんでした。
じいちゃんばあちゃんのお店だったので高級な着物も扱えば、帽子やらカバンやら・・・謎の品物やら・・・
その中の今考えればお宝の商品?のひとつであった年代物のだいだい色のランドセルを新しいものを買ってもらえる訳でなくあたり前のように入学の時に渡されました。
案の定 学校に行けば『なにそのオレンジ色のランドセル~!』っと男の子にからかわれたり、そのランドセルのせいでかなり嫌な思いもしました。
それが嫌で嫌で新しい赤いランドセルを買って欲しくって、何度もだだをこねたりもしましたが頑固なじいちゃんはどんなに頼んでも新しいものは買ってはくれませんでした。
こんなに頼んでも買ってもらえないし、学校に行けば違う学年の子にまでバカにされ 嫌で嫌でしかたなかったのを思い出します。
でも、そんな私がある夜、秘かに実行したこと・・・・(笑)
そのだいだい色のランドセルに赤いマジックを塗り捲りました。
一生懸命マジックを塗ったにもかかわらず出来上がったそのランドセルは色むらだらけ・・・・
でも赤くなったランドセルにそれなりに満足した私は次の日張り切ってそのランドセルを背おって学校へ行きました。
その後バカにされたかどうだったかはあいにく覚えていないのですが、じいちゃんがビックリしていた事だけは今も覚えています。何をしでかすんだっといった感じです(笑)
今ならオレンジや青のランドセルだって平気な時代でむしろ個性的だと評価もされたことでしょうが・・・。
あの頃の私はみんなと同じじゃないと嫌だった。
でも 今思えばあのだいだい色のランドセルも懐かしい思い出です。
あのランドセルのおかげで身に着いた事と言えば負けん気の強さです。
バカにされたり、からかわれても黙って泣いてるような女の子ではなかった。
何か言われれば 倍にして言い返し口だけは達者な子でした。
それがいいのか悪いのかは分かりませんが(笑)
強い子になったのは間違えなかったようです。
今思えば じいちゃんもそれがねらいで私にあのランドセルを持たせていたのかな~なんて思います。
じいちゃんっこ ばあちゃんっこは三文安いなんて言われないためにも あえてそうさせられたのかな~なんて思います。