先月は大神とラストオブアス2のプラチナトロフィー獲得に必死だったため、その期間録り貯めていたテレビ番組がいっぱいになっていました。最近は一念発起して録画した番組の消化に勤めています。

録画していコンテンツの種類は映画が多いのですが、一方でコロナウイルス関係の番組も多くありました。コロナウイルス関係の情報がテレビやネットで溢れていて、いったい何を信じればいいのかという不安があるからです。不安を払しょくするために、まずはいろんな情報を集めようと録画していた番組がいくつかありました。

 

その中で一番影響を受けたのが、今回のブログ記事のタイトル名となっているNHKの番組です。

生物学者、歴史学者、美学者というテレビ(特にワイドショーやニュース情報番組など)にはあまり出てこない分野の方々がコロナウイルスに対する見解を語るという内容でした。

 

なかでも、歴史学者の藤原辰史さんの語った内容に強く影響を受けています。今年の5月くらいにネットでも話題となっていた『パンデミックを生きる指針』という文章です。

https://www.iwanamishinsho80.com/post/pandemic

 

コロナウイルスのような出来事は過去にも起こっていて、人類はどうしてもそうした過去の出来事における失敗を学んでいないというもの。

失敗というのは大まかにいうと、災害が起きたときに、弱者が真っ先に被害を被り、災害のために掲げられた大義や正義によって差別が起きるということです。

 

テレビの番組でも、頻繁にコロナウイルスが引き金となって差別や偏見が起きたり、社会環境の変化により、行政の目の行き届かないところで、困窮している人がいることが報じられています。

 

歴史学者の視点でいうと、こうしたことはコロナウイルスが蔓延した今回が初めてではないということです。

確かに、東北の震災の時もいわれのない風評被害や差別があり、震災によって困窮した人がたくさんいました。

 

あの時の出来事について、自分自身何かを学んで、同じ過ちを今起こしていないか、この番組をみて改めて考えさせられました。

今の状況がいつまで続くかもしれないし、終息したときには苦しい出来事を忘れてしまいたいと思うかもしれません。でも、誰かが困ったり、差別をうけるようなことが無いよう、できることを今からしていこうと思います。