何もできなかった。
だから、ベッドに横たわりながら、これから人生どうしようかと考えていた。
すごい考えて考えて考え続けて、もう辞めようと思っていたのは、つい2週間前。
もうなれるわけないわー、と自暴自棄に陥ったのが先月。
他の仕事探そうとして、あれやこれや試したけど…。
けど、どっかに必ず、これやっとけば、仕事に繋がるかな?とか、もっと良くなるかな?とか考えていたりする自分。
どうしても道はそこに繋がっている。
無意識に繋ごうとする。
だから、辞めるのを止めた。
周囲にもそう宣言し直した。
それになるため、捨ててきたもの、諦めてきたもの、それが多すぎる。
今さら、その事実を無視して、辞めても、過去は戻らず、その時々に泣いたり泣かしたりした涙は濯がれない。
そこに報いるのは、やはり進む事だろうと思った。
お先真っ暗ですよ。
見えない見えない。
でも、進むしかないなら進むでしょう。
暗いの怖いし、道も見失うかもだし、足だって踏み外すかも知れない。
でも、とある役者さんが言ってたそうです。
『それで生きようと決めたら、必死になるでしょ』
必死に道を掴んで行くしかないわけです。
絶頂の鬱になって、あ、もう死のうと思った自分が、死ぬのは嫌だと、本能的に回避行動を取って、もう諦めるという決断をしたのが先月。
他の仕事を探したのが2週間前。
結局今日は戻っていた。
大丈夫かどうかなんて分からん。
でも、ほんとに道を踏み外すと、先月の自分に陥ると思う。それくらいダメになってた。
しかし本能的に回避行動したって、本能的に元に戻ろうとする力が働くんだから、同じことに陥らないようにするしかない。
一回死んで復活したら、努力なんてかわいいもんじゃなく、必死になるという姿になった。
それくらい怖かったのだ。失う事が。そして失った時の自分が。