13ヶ月という短い間でしたが台湾で生活していたときの事を何回に分けて書いていきます。


先ずは、住居篇です。



台湾に渡り1ヵ月間はホテル生活を送りました。その間に駐在先の会社で住む場所を探してもらっていました。


自分の希望。ワンルームでという事。他は特に希望しませんでした。事前に2名の駐在者がいたので住んでいるところが近いところという条件はあったようですが・・・。(会社までの送迎の関係で)


台湾での賃貸は家具付が普通。既に駐在している2名は3DKぐらいの部屋にいましたが、多少気を使った事とそんなにデカイ部屋は必要ないと思っていたため、小さい部屋を希望しました。独身だから日本から誰かが来るわけでもなかったので・・・。


が、ワンルームというのが台湾では逆に見つけにくい物件のようでした。


候補の部屋は、2箇所あって案内されました。2箇所とも同じマンションの敷地内。


かたや、英語教室をやっている家庭の一部屋。トイレが、大家さんと共同。3階という便利さはありましたがプライベートがないと思い却下。


もうひとつの部屋を覗きます。こちらは11階。部屋の大きさは同じぐらい。セミダブルのベット。エアコン、テレビ、小さいが冷蔵庫、扇風機、洗濯機と小さいクロゼットがあり、こっちに決めます。決め手は洗濯機でしょうか・・・。


一緒に見て廻った通訳のLINくん。自分はこんな狭い部屋は”嫌だ!!”と、言っていましたが (苦笑)



マンションは、桃園市の中心から車で15分ほど離れた大有路という通りにあり、『台北東京』という建物でした。


敷地内には住居棟が4つあり中央に噴水がありました。この通りにはこういった集合高層マンションが密集している地域で、新規で建設しているところもありました。その中では小さいマンションじゃなかったかと思います。


他の駐在者の住むマンションの中庭にはプライベートプールがあるところや、スポーツジム(室内プール付)が併設されているところもありましたから。


自分の住む棟は手前の建物だったので、正直奥まで行った事がないのでよく分かりませんが、自分の建物と向かいの建物は17階立てでした。


1フロアーは8部屋だったと思います。部屋によって大きさはさまざまだった様です。

自分の部屋は10畳ぐらいでしょうか。トイレとシャワーのみの水周り。ベランダには小さな流しのシンクがありました。ここで調理????って感じです。


基本的に窓があるのはベランダ側の開き戸のみ。ベランダも広いわけではなく しかも肩の辺りまで壁になっている上、鉄柵がかかっているので外を覗き込むのも難しい感じ。


11階でさぞかし眺めがいいかとお思いでしょうが、柵から見える風景は向かいの棟なので、生活状況が丸見えという感じです。逆言えば自分の部屋も丸見えという事です。正直、日差しは入らないので。日本で小さいすだれを買ってきて付けてたぐらいです。



一年間住んだので、台湾の四季(?)を経験しましたが、気候に関しては苦労をしました。


夏場は、暑いのは想像通り暑い!! 日本より湿度がどっと高い感じ。ジワッと汗をかく感じです。部屋の構造上、熱が抜けずに苦労しました。

クーラーをつけないと本当にきつい。でも、1日つけていると身体に悪い。扇風機と除湿フル稼働って感じです。休みの日は部屋にじっとしていると暑すぎるのでつらい。外にいってデパートなので涼むのが丁度いい感じでした。


冬がまた寒い。日本・東京と殆ど変わらないか、若干暖かいかなという感じ。でも、基本的に暑いところなのでメチャクチャ寒く感じる。また、基本的に熱帯の地域。エアコンはあるが、暖房の機能がない。だからエアコンというよりクーラー。だから冬場は部屋の中が寒い寒い。オマケに自分の部屋は湯船がなくシャワーのみ。シャワーを浴びた後、カナリ厳しかったです。部屋で厚着状態ですよ、ホントに。冬場の格好は日本と変わらないですよ台湾でも。


また、雨の日が大変。部屋からは雨が降っているかよく分からない。マンションの下まで出て雨に気がつく事もしばしば。


停電でエレベーターが止まった時は最悪でした。出勤時の待ち合わせ時間に遅れそうになり朝から階段ダッシュです。


あと、夏場 意外と断水する事が多いんですよ。台湾のインフラ自体が日本統治時に整備されたものを今でも使われているので、台風の影響で上下水道に問題が起きやすい。そこで貯水タンクの水が駄目になる。基本的に水道水は飲み水にしていませんが・・・いろいろ問題があるようです。


入り口のドアが内開きなので、下駄箱が部屋の外にあるなど、日本と違う生活習慣なので慣れるまでは苦労したものです。



基本的に台所というところがなかった部屋なので、食事は100% 外食でしたし・・・。



話は長くなりましたが住居篇はここまで、次は日頃の食事についての”食事篇”に続きます。






阿人