お久しぶりです。puluです。
何度か更新しようと記事を書いては中々更新出来ずにいました。

そんな中、10月13日に台風19号の影響を受けて我が家は水没しました。




避難所へ行くか2階に避難して下さいって防災無線があった中、身体が不自由な母を連れて避難所は難しいと判断し、家族みんなで2階に避難しましたが、まさかの千曲川決壊。
しかも、決壊してから防災無線での知らせが入るまで2時間近く後でした。

「ヤバいから避難所へ行くぞ‼️」

って事で避難しようと外に出たら、水がそこまで近づいていました。
結局2階に逆戻りしましたが、あっという間に玄関から水が入りだし階段が一段、また一段と泥水で見えなくなっていきました。

そして水位は2階の膝上まで上がり、救助が来るまで7時間水の中にいました。



向こうに見えるのは北陸新幹線の車両基地です。
ニュースでもやってましたが、新幹線もかなり水没しちゃいました。
見慣れたりんご畑の光景はまるで海のように波打って辺り一面を飲み込んで行きました。

近所の物置がいとも簡単に何個も目の前を流れていき、それがぶつかって我が家の物置も流され・・・

とにかく怖くて早く救助に来て欲しいと願うばかりでした。 

お隣さんは1階の屋根に出れたので、ヘリコプターで救助され、我が家の家族みんなはそれから2時間後にボートで救助してもらいました。

穂保の方の救助が立て込み、救助が遅れていたのです。

ボートに乗り込んだ瞬間に涙が出ました。
家族みんなが無事に助かったからです。

待機していた救急車で母が病院に搬送されました。私も付き添いました。
精神的ダメージと長く水に浸かっていたせいで身体が冷えていて辛そうでしたが、点滴をしてもらって迎えに来てくれた妹の家へ避難しました。

妹の家へ家族5人でお世話になることになりました。
暖かいお風呂、食事、お布団。
どれだけ幸せを感じたか分かりません。

避難所で不安な時を過ごす事を考えれば、天国の様でした。

妹夫婦もまた経営している美容室が水没し、水が引いたところで翌日に片付けに行きました。
我が家の方はまだ130cm程の水位があって、近づくことも出来ませんでしたが次の日には引いたので片付けが始まりました。

とにかく1階は見るも無残な光景でした。





本当に酷かった!
辺り一面泥まみれと汚水の臭い💦
重い家具や畳が簡単にひっくり返っていて、改めて水害の恐ろしさを感じました。

でも、親戚や友人、妹夫婦のお店のお客様までたくさんお手伝いに来て頂き、比較的早くゴミ出しや天井、壁の撤去も終わりました。
本当に感謝感謝です。
自分達だけではあの大量のゴミ片付けなど1ヶ月位はかかったでしょう。

あれから何とか仮住まいも決まり、29日からそちらに住んでいますが、とにかく必要な家財道具が一つも無いので電気屋、100円ショップ、ホームセンターで最低限生活出来る必需品を買いに走りました。

我が家の車も3台水没しましたが、知り合いの車屋さんのおかげで被災の翌日から乗れる車を準備してもらえたので、片付けに通う日々もすごく助かりました。

随分寒くなったので、やっぱりコタツやストーブがあるだけでも精神的に安心するものですね。

被災にあってから1ヶ月。
私の住んでた地域は、他所へ引っ越すお家もたくさんいるとか。
我が家もまた、うしろ髪ひかれる思いもあるけれど、台風は毎年来るし、また今回の様な水害があったら・・・
そう考えると恐ろしくてとても住み続ける事は出来ません。
兄ちゃんと最期の時を過ごした思い出のある家だけど、自分達が安全に安心して生活出来ることが大切ですよね。

先ずは来週23日に兄ちゃんの七回忌の法要を行い、今後のことはそれからゆっくり考えて行きたいと思っています。