ご無沙汰しております。


少し日にちが過ぎてしまいましたが、去る15日に地元の成人式がありました。

生きていれば兄ちゃんは今年20歳を迎えます。


今年に入ってから、元気でいてくれたらどんな大人になっていただろう…

どんな道に進んでいただろう…


ふと、そんな事を考える日が度々ありました。


そんな中、保育園から一緒だった同級生の子のお母様から、成人式に兄ちゃんを参加させてあげたいとの申し出がありました。


考えもしていなかった事でしたが、とても嬉しくて感激でした。


毎年お盆に行う成人式。

ちょうど兄ちゃんも帰って来ている時なので、さぞ喜ぶだろうと…


当日は母と父ちゃんの診察が重なり、会場へは行けなかったのですが、お友達が遺影を連れてってくれました。


成人式が終わって、招待されていた中学の担任の先生が家に来てくれました。

そして、5年前の中学校卒業時に20歳の自分に宛てた兄ちゃんの手紙を持ってきてくれました。


そう言えば、一緒に文章考えたっけ…


あの時の兄ちゃんとの思い出が蘇りました。


残念ながら、面倒くさがり屋の兄ちゃんは文章を口頭で私に伝え、私がパソコンで入力すると言う(笑)

だから、直筆では無いんです


それでも、兄ちゃんがその時どんな思いだったかは見て取れます。


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五年後の自分へ


中学校を卒業し早5年、如何お過ごしでしょうか


元気でいますか?

病気は治っていますか?

やりたいことは出来ていますか?

人間関係はうまくいってますか?

守るべきものは出来ていますか?

もし、人生でどんづまっていまり、どうしようもなくても、決して諦めないでください。


今のあなたがよく過ごしていることを願います。


H24 3/17

PS   :  人間関係大事にしろよ


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その手紙を読んだ次男坊は、「俺と同じこと最後に書いてる」

って言ってました。


やっぱり兄弟なんですね。


次男坊は今まさに亡くなった時の兄ちゃんの年齢なんです。

兄ちゃんほどちゃめっ気はありませんが、やっぱり面影やふとした動作がそっくりになって来ました。


次男坊の成長が兄ちゃんの成長に重なってる様な感じです。


だから、私も寂しさを堪える事が出来てるのかも知れません。



成人式から帰って来た兄ちゃんの遺影は、いつもよりにこやかに笑っているように見えました。


「おかえり。みんなに会えて良かったね。」


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