夢の中に オジサンが出てきてね
『エベレストに登ろう♪』って言うんだよ
とびきりの笑顔でさ
あたしゃ登山靴も持ってないし
そんな体力もないから
三保から のんびり富士山でも眺めて
お茶でもすすってるのが一番よ、って答えてやったさ
ケケケケケ…（￣∀￣）=３
（ちびまる子ちゃん風に）
まぁ 私もこれに近いレベルなんで
たいして偉そうなこと語れないですけど、
富士山だって それなりに厳しい山ですよ
毎年かなりの遭難者が出ますし
ちゃんと装備して 体力も蓄えて
天候も配慮して計画立てて
そして何より、登山道という道筋があるからこそ
頂上に辿り着ける山だと認識しています
その人の気持ちや体力も知らないで
ポンとエベレストに連れて行かれたって
登れやしないし
ましてや氷の絶壁、道なき道を上れだなんて
好きな山だって嫌いになっちゃうよね。。。
むかし
天気がいいから富士山の五合目まで車で行って
上を見たら すぐそこに頂上が見えたから
すぐにたどり着けると思って
ちょっと登ってみたんですけど、
空気が薄いもんだからすぐに息がきれて
引き返してきたら もう辺り一面白い霧
すっかり様子が変わってて 不安になっちゃって
須走口の急な斜面を転がるように下山して
やれやれ、ほっと一息、（下りはあっという間）
気がついてみたら
うっかり履いてきた おニューの靴は
砂で擦り切れてズタボロだったというね・・・
そんな中学生だった頃を思い出しましたよ
今の私はそんな気分（泣）
最高峰の山じゃなくたって
レベルに見合った山に登って たまに頂上を極めたなら
それなりに楽しいし 達成感も得られるし
それでいいんじゃないのかな、とも思います
富士山はいつもここにある山
毎日見て語りかけ 生かされてることに感謝する山
たとえ登らなくったって 生きていける
生きてはいけるんだけども…
やまのぼり、好きですかー
（自問自答）
ひとりだと辛いけど
皆でワイワイ登れば きっと苦しくないと思うんですよね
そして何より身の丈にあった山に登りたいです
