YAMAHA CDX-890
発売:1996年
定価:60,000円
2018年8月23日ハードオフ高蔵寺店にて購入
普通にディスプレイはついたので特にいじっていません。
ヤマハは90年代に入ってからあまりCDプレーヤーを出していませんでしたが、久しぶりとなる6万円台のCDプレーヤーになったのがこのCDX-890です。しかし、下位モデルのCDX-590をベースに作られており、物足りない感じがします。2年後に発売されるCDX-993は同価格帯でありながら重量もかなり重くなっておりかなり物量が投入されているので少々残念です。
本体サイズも奥行きが小さくコンパクトになっています。電源トランスは1つで、基板も標準的なものです。
DACは自社製のYAC514です。1bitDACで波形再現技術のPRO-BIT回路も内蔵されています。
電源回路には松下のPureismが、オーディオ回路にはニチコンのMUSEが使われています。
ディスクトレイにには人工皮革であるエクセーヌ素材が貼られていて振動を抑えるようになっています。
メカはバーティカルクランパ方式で、メカの下に真鍮の補強板があります。
ピックアップはSONYのKSS-210Aが使われています。デジタルサーボなのでサーボ調整は不要です。ピックアップはギア式で選曲は早いですが音は大きめです。個体差があるかもしれませんがスキップ時のサーボの音がキュルルとうるさいです。
シャーシは2重で、裏に板が貼られています。重量は5.9kgです。
ディスプレイはシンプルなもので時間表示の下に20番までの一覧表示があります。
リモコンから明・暗・消の3段階で調節できます。
開閉と再生停止以外のボタンはシーリングパネルの中に隠されています。
中には10キーやスキップ、編集系のボタンがあります。
テープ編集は46,54,60,90分から選択できます。高速ピークサーチやオートスペースといった編集機能も搭載。リピートは1曲と全曲から選べます。
ヤマハらしく高音は綺麗ですが物足りない感じですね。