TechnicsのSL-P999/777には同じメカが使われていますが、どちらもサーボ回路に使われているコンデンサーの耐久性が悪く、それによってCDが再生しなくなるという故障が多いです。ピックアップを清掃しても再生しない場合は交換してみると改善する場合があります。また、再生しても劣化して液漏れを起こしている場合もあるので交換をおすすめします。

メカを取り外すには、まずケーブルを外します。フラットケーブルはそのまま引き抜き、青いケーブルは白のコネクターを押しながら引き抜きます。奥の黒いケーブルはネジを取ります。
そして、メカの四隅にある4本のネジをはずすと取り外せます。

トレイを取り外すには、イジェクトさせた状態で、抑えのクランパーを取り外すことで引き抜けるようになります。クランパーは爪で引っかかってるので、手前側の爪を押さえながら取り外します。

トレイを取り外すと、ゴムベルトが交換できるようになります。

メカを裏返すと、問題のサーボ回路の基板が出てきます。
この基板を取り外すには、3本のネジを取り外し、画像左上のAと書かれているモーターが取り付けられてる場所のハンダを吸い取ることで基板を取り外せます。

こちらが取り外した基板です。
小型のコンデンサーが取り付けられています。このコンデンサーが液漏れを起こし、再生不能に陥ってしまいます。
特に6.3v100μFや50v1μFのコンデンサーが液漏れしやすいです。
液漏れすると基板のパターンを破壊しかねないので、早めに交換することをおすすめします。
使われている電解コンデンサー一覧(耐圧V/容量μF)
C101 16/22
C102 50/1
C103 16/22
C107 4/100
C108 6.3/47
C109 50/1
C113 50/1 B.P.
C115 50/1 B.P.
C136 4/100
C120 16/4.7 B.P.
C122 6.3/22
C127 6.3/100
C119 16/4.7 B.P.
C148 16/4.7 B.P.
C145 6.3/100
C128 16/100
必要な電解コンデンサー(耐圧V/容量μF)
4/100 ×2
6.3/22 ×1
6.3/47 ×1
6.3/100 ×2
16/4.7 B.P. ×3
16/22 ×2
16/100 ×1
50/1 ×2
50/1 B.P. ×2
(B.P.は両極性コンデンサーです)
通常サイズのコンデンサーをそのまま取り付けるとピックアップと干渉して動作しなくなるので、小型のものを取り付けるか、横に寝かせて取り付ける必要があります。
また、両極性のコンデンサーもあるので注意が必要です。


これで大体は再生できるようになると思います。
まだ音飛びする場合は、トレイを開けたときにメカの左上に見える黄色の半固定抵抗を調整することで再生が可能になることもあります。