KAIPA(カイパ) | pulsar21

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          1976 「Inget Nytt Under Solen」

スウェーデン・シンフォニック・プログレの雄、 フラワー・キングス (The Flower Kings)。絶対的なリーダーである ロイネ・ストルト (Roine Stolt)が、1974年 17歳 の時に加入したグループが カイパ (KAIPA)。1st~3rdにギターとして参加した。

ニコニコしょーじさんの得意分野でありますが、あえて聖域に踏み込んでみました!

前記事、イタリアのPaolo Rustichelli & Carlo Bordiniのキーボード、 パオロ・ルスティケッリ とほぼ同世代。「ルスティケッリ&ボルディーニ」が発売された 1975年 、KAIPAのデビューアルバムがスウェーデンから発売された。

カイパをここで取り上げたのは、 ルスティケッリとカイパのボーカルの声色が結びついた為。ただ、カイパのボーカルが叫ぶような声で歌うのは一部分だけで、優しい声で歌うのは殆どだけど。

カイパのリーダーは、キーボードの ハンス・ルンデン (Hans Lundin)。1st2ndのリード・ボーカルを担当した。カイパは 2002年に再結成 されているけど、第一期は 1974~1982年 5枚のアルバム を発売している。前述の通り、ギターのロイネ・ストルトは 3枚目発表後に脱退 しています。脱退の理由として本人は 「同じ人と5年間演る事に疲れた」 だったけど、フラワー・キングスは5年以上続けている・・。本人が話したくない本当の理由は、カイパの中で影響力が強くなり、でもカイパはハンス・ルンデンのグループであるから、自分の思う音楽をやりたくて、ソロ活動に飛び出したのだと思う。2人は喧嘩別れしたわけではなく、法的な問題で不可能になった1984年カイパ再結成の話もあり、2002年の再結成第一弾アルバム「Notes From The Past」では、全ての作曲をハンス・ルンデンが担当し、ロイネ・ストルトはギターとして参加している。そして 再結成時も3枚目発表後に脱退 しています。

2002年再結成後のアルバムは、フラワー・キングスの成功を考えたのか歌詞は全て英語だが、70年代第一期カイパはスウェーデン語。唯一ツアーが行われていたスカンジナビア半島では絶大な人気を誇っていたが、欧米から見たら隠れた名盤扱い(細かい事を言うと、2ndアルバムでは英語ボーカル版もボーナストラックとして付けられているものがあるらしい。)

カイパはキャメルと比較される事もあり、もちろんフラワー・キングスの原型も見え隠れする。しかしクラシック志向であるリーダーのハンス・ルンデンの影響なのか、カイパサウンドの暖かさ・優しさは、むしろムーディー・ブルースと比較されてもいいのではないかと思っている。テクニック的にどうこうというのではなく、あくまでもアルバム全体の雰囲気として。
Moody Blues 過去記事

1976年発売の2nd「Inget Nytt Under Solen」。LP時のA面は組曲構成となっている名曲「Skenet Bedrar」です。5つのパートに分かれており、パート4~5の音源です(パート4は最初の部分が少し削れている)後半部のギター・キーボード・ドラムの凌ぎ合いが素晴らしい。冒頭に出てくるボーカルの叫びが、ルスティケッリと結びつきました。
    動画は動きません。

LP時B面2曲目の「Korgstag」全編にわたって哀愁のメロディが漂う名曲です。エレキとシンセが交合に登場する感じで、静かで優しく、それでいて明るい音。
    動画は動きません。

1979年にカイパを脱退したロイネ・ストルト。ソロやセッションで活躍し、しばらくシンフォニックとは離れていたけど、イギリスプログレグループの売り上げ志向を見て、シンフォニックの復権を求めて、1994年に発売したソロ・アルバム「The Flower King」の大成功により、ソロからグループ活動に切り替えて、グループ名もThe Flower Kingsとする。

スウェーデンのプログレ・シーン、カイパとフラワー・キングスから今後も目が離せない。