
1975 「MAXOPHONE」
75年に唯一のアルバムを発表した、イタリアのシンフォニック・ロック・グループ「MAXOPHONE」。ギター・ベース・ドラム・キーボード・ボーカルの通常ロックスタイルに、 管弦楽器によるクラシカルなアンサンブル で幻想的な美しいサウンドに仕上げている。メンバーは6人。ゲストも加えてこのアルバムには以下の楽器が登場する。 コルネット、 トロンボーン、 サックス、
クラリネット、 フルート、 リコーダー、
ヴィブラフォン、
ピアノ、 チェンバロ、 チャーチ・オルガン、 ハモンド・オルガン、 シンセサイザー、
エレキ・ギター、アコースティック・ギター、ベース
クラリネット、 フルート、 リコーダー、
ヴィブラフォン、
ピアノ、 チェンバロ、 チャーチ・オルガン、 ハモンド・オルガン、 シンセサイザー、
エレキ・ギター、アコースティック・ギター、ベース
ロックバンドとは思えない編成。全曲に管弦楽器が登場し、ソロ・パートを受け持つ。哀愁を秘めたリード・ボーカルは、ベースのAlbert Ravasiniだが、ギター・キーボード・コルネット奏者の3人がコーラスも兼任し、 美しいヴォーカル・ハーモニー を聴かせてくれる。ヘヴィーなギターもあり、泣きのギターもあり、緩急自在という表現がぴったり合うグループ、マクソフォーネ。これだけの楽器が作り出す、アコースティックでもありへヴィーでもある、ファンタジックなシンフォニック・ロックは、 とても厚みのあるサウンド となっている。全6曲、全ての曲が10分未満でありながら、1曲1曲めまぐるしい展開となっている。
幻想的なピアノ・ソロから始まる、1曲目の「C'e' un Paese Al Mondo」から傑作である。
ラストナンバー「Antiche Conclusioni Herge」はとてもポップな曲。ラスト2分前で一旦終了したと見せかけて、チャーチ・オルガンをバックに響き渡るコーラスは、聖歌のようである。
このアルバムは欧米圏でも発売されました。当時このバンドへの期待度は大きかったはずです。セカンド・アルバムが発売できなかったのは、 大編成の為の経費倒れ だったのでしょうか。そしてイタリアはオイルショックの影響で、経済状態も悪化していた時期だし。オリジナルアルバムは1枚だけで終わってしまったのが残念なグループです。