大学1年生になったぴこ。
1年前は何してたかなーと思い出してみたところ、
高2の夏に数校のオーキャンに行き、秋には第一志望を決め、冬には総合型選抜で受けることを決めました。
そして3月にプレゼン専門塾に入塾。
高2の3月では指導計画はギリギリ。第一志望が決まっていて、そこに行きたい絶対的な信念があるなら(ブレないなら)指導します(お手伝いします)と言われ入塾。
3月~5月は学部学科研究と、自己分析を進め
6月の説明会でエントリーする(総合型選抜受験者は参加必須)という流れでした。

5月~6月からは自己分析に加え志望理由書に手をつけ始めました。ちょうど今の時期です。

ぴこは面接はなく、志望理由書とエントリーシートを提出後、一次試験は筆記試験(学部に関係する内容の理解度試験)で二次試験は指定されたテーマについて深掘り、調査してポスター作成、決められた時間内でのポスター発表(プレゼン)と受験者同士での質疑応答でした。
プレゼン試験の中にも、自分でテーマを決めることが出来るものもあれば、テーマが決まっていることもあります。

おそらく総合型選抜を受ける人は、定員なし1.0倍誰でもウェルカム学部ではない限り大体のひとは専願(単願)だと思います。
受けに来る全員が(ライバル)「ここじゃなきゃダメなの!」という強い意志と理由がある人だと思います。
もしもダメだった場合、環境のせい、体調のせい
色々あったとしても「大学側にとって自分より周りの人の方が何倍も魅力的だった」のです。

差別化をはかって頭ひとつ飛び出さないと選んでもらえません。


試験内容は面接、プレゼン、実技など色々あり
学校や専門塾、家族や友達に相手になってもらって練習すると思いますが、私がハマってたYouTubeが良くも悪くもめちゃくちゃ参考になるので是非!是非!観てみてください。(前置き長くてすまーん)

良くも悪くも、というのは
面接やプレゼン指導って「良くない例」を実際目にすることってなくないですか?
って言うか、人の面接を見る機会ってなかなかないですよね。

ハイ、令和の虎シリーズです。
昔やってたマネーの虎の令和版ね。
動画はたっくさんあるんだけど、炎上系はさておき
受験生版(進学に向けて資金提供)や起業版(起業するにあたっての資金提供)など色々シリーズはあるのですが、私が見た中で受験生版とフランチャイズ希望版を例にします。
年齢的に学生ではない人も出てるので、
挑戦者→受験生、虎→大学側
に置き換えて観てみてください。

まずはコチラ
「私が私であるために、人の心に寄り添う心理士になりたい(略)」らしい。

もうさ、この理由がダメよね。
私がー私がー!!!ってさ。
なんかさ、頼られることで自分の存在理由を確かなものにしたい、そのために心理士になるって感じじゃね?アンタの承認欲求満たすため?って感じなのよね。

それと虎からの質問に対する答えが答えになってない。長い。とにかく長い。始まって数分で聞いてて飽きる。つまらない。
わざわざ回りくどく言って頭いい風装ってるようにしか見えない(装えてないし見えないけど)


ハイお次⬇
現在マツエク、まつげパーマサロンを1店舗やってるんだけど、フランチャイズ化して郊外に店舗を広げたい
という挑戦者です。

事業計画など資料が虎側に渡ってて、それについて質問されるんだけど「経費について」聞かれても全く答えられない。しどろもどろ。
あなたが作った資料じゃないのか?と聞かれ
「数字が苦手で人に任せた」と。いやさ、個人経営だから会計士や税理士が付いてるのは当然だと思うのよ。でもさ、出来上がった資料を自分で噛み砕いて腹落ちして自分の口で説明出来なくてどーすんの?
面接でエントリーシートの内容について聞かれて
「あ、それ先生に書いてもらいました」って言うの?

店の特色として、
まつげと眉のメニューの同時施術が可能です
と挙げていました。
それについて虎が
それはユーザーからの要望で?時短を希望するお客さんがいるとか?
というような質問をすると

客単価を上げて従業員の時給を上げるため
って答えちゃったYo!!!

郊外に出す理由→賃料が安い

あなたの店舗をFC化する強みは?→従業員への教育

…。
なんの魅力もねぇぜ。
誰のために起業してるんだろか。客がないがしろ。

せっかく同時施術可能な技術があるんでしょ?
だったらそこ強みじゃん。
家事や子育てに忙しくてなかなか美容から遠ざかってしまってるアラフォーからアラフィフ世代、主婦層(ママ層)をターゲットにセットメニューの提案で低価格と時短を実現!
とかさ。

⬆の理由に「郊外店」の強みをプラスして
わざわざオシャレして大きな駅前に出向かなくてもマイカーで来店(コンビニの居抜きでPあり)して子連れOKで気軽に行ける店舗を実現!
とかね。

まず面接ってさ、相手が自分に賛同してくれるって思っちゃダメなのよ。
その環境下で相手を説得するためにはそれなりの材料が必要で。目で見てわかる数字やデータ、成果を見せないとダメなのよね。何を持ってあなたを理解すればいいの?って。

従業員教育、指導が強みだっていうなら具体的にさ
フランチャイズに加盟したら〇ヶ月間の教育期間を設け徹底的に全店同一の技術を取得させます!開店後はアフターフォローも月に〇回、外部機関での研修も行い常に最新の技術を習得してお客様に最新のサービスを提供します!
とかさ。

いやさ、私だってただのちんちくりん派遣だから
何の知識もないよ。でもさ、こういうところに出てくるんだからそのぐらい考えてくるよね。
ちんちくりんペーペー派遣でもわかるわ。



障害者がどーのこーの、生きずらい人があーだこーだって。主張と思い込みが強すぎ。
この人の良くないところは
知識と情報と「話そうと思っていること」が多すぎて虎の質問に的確に答えられてないこと。
言いたいことが頭の中で溢れてて質問に対して無意識にあれもこれも長々答えすぎ。


はい、コチラ⬇
ただ、淡々と虎から聞かれたことを簡潔に答えてます。何も難しいことは言ってません。
作ってきた資料を元に聞かれたことに正確に自分の言葉で具体的に事実を答えているだけです。
なのに魅力的。わかりやすい。飽きない。
会話のラリーが彼本人の言葉で出来ている。ただそれだけ。
意地悪してでも答えられない質問したくなる虎側の気持ちが分かるわ。

個人的にはマーケティングの部分をもう少し深掘りして具体的な展望を聞きたかったけど。


「総合型選抜は大学側と受験生とのマッチング」と言うけれど、受験生は「この大学のこの学部でこの学問を学びたい!」わけで「将来これを成し遂げるためにはこの大学じゃなきゃダメなんだ」ということを伝えなければならない。

他の挑戦者でもいるんだけど「〇〇大学●●学部に行きたい!」と言うけど、そこで何を学びたいのか が明確に答えられない人が多くて。「〇〇大学は●●の授業の質が高いと聞いて…」とか。
で?他所でもいいんじゃね?●●学部は他所にもあるよ?でさよーならーだよ。

は?のひとことだけですね。


大学側も4年間学んでもらって卒業時には
研究者になるにしても企業人になるにしても
社会で活躍する人材になって欲しい
社会貢献する人材に育っていて欲しい
ってのがざっくり目的だと思うのよ。

最初の心理士志望の人、
アンタの患者にはなりたくないわ

二番目のアイラッシュサロンの人、
従業員様様主義で客として行きたくないわ

一番最後の英語しゃべれるようになりたい?ってひとは英会話教室にでも行ってください。


総合型選抜や推薦で面接、プレゼンをする受験生にぜひ観て欲しいチャンネルです。

良いプレゼンを見て参考にするのも大事だけど
ツッコミどころ満載の良くないバージョンをたくさん観てください。


夏の出願まであまり時間はないけれど

唯一無二の志望理由書が書けるようになると思います。

そして面接、プレゼン本番が楽しめるようになると思います。

ぜひ楽しんでください照れ