一気に寒くなりましたね
今日は風邪予防について
1.風邪の原因とは?
2.風邪予防にしたほうがいい7つのこと
3.風邪に関するウソ・ホント
4.免疫を高める「睡眠」の重要性
1.風邪の原因とは?
「かぜ」の原因はさまざまですが、その80~90%はウイルス。かぜのウイルスは200種類以上あると言われ、
ウイルスの種類などによって現れる症状もさまざま。
また、「かぜ」の主な原因であるウイルスは自分で繁殖することができないため、風邪ウイルスはヒトの細胞に侵入して、その細胞を利用して繁殖します。
この侵入や繁殖を防ぐために炎症が起こり様々な症状が現れます。
2.風邪予防にしたほうがいい7つのコト
01. 毎日しっかりと睡眠をとる
睡眠不足からくる疲れとストレスは免疫のはたらきを弱めます。できれば毎日6時間以上は睡眠時間をとりましょう!
02. 偏食・暴飲・暴食をしない
免疫の力は、カラダの状態に左右されやすいもの。
カラダの調子を崩す偏食・暴飲・暴食は控えましょう。
03. 毎日カラダを整える
適度な運動は免疫力アップにつながります。
ウォーキングやストレッチをするだけでも体の調子が整います!
04. 極端な厚着、薄着をしない
あまり厚着をしていると寒さに対する抵抗力がつきません。
といっても、無理な薄着は逆効果。ほどほどが一番です!
05. 手洗い、うがい
風邪が流行り始めてからでは遅いので日頃から心がけましょう!
06. 乾燥した所や人ごみを避ける
ウイルスを持っている人のせきやくしゃみの飛沫を吸い込んでうつることがよくあります。特に乾燥した所では空気中に飛び散ったウイルスが長時間生きているため、感染する確率も高くなります。
07. たばこは控える
たばこは血管を収縮させ、血液の流れを悪くするだけでなく、のどや肺に軽い炎症を引き起こし、ウイルスに対する抵抗力を弱めます。
3.風邪に関するウソ・ホント
Q. かぜをひいたらお風呂ってやっぱりダメ?
A. ウソ
「かぜをひいたらお風呂はダメ!」というのが昔は常識でした。実は、風邪気味でも熱がなく元気であればお風呂に入っても大丈夫。一日を通して37.5℃以下だと、湯冷めに気をつけてお風呂に入っても問題ありません。
お風呂の蒸気はのどに適度の湿り気を与え、皮ふを清潔にして新陳代謝を高め、さっぱりすることでぐっすり寝られるなど、お風呂に入ることの利点が最近では見直されています!
Q. 汗をかくと熱が下がる?
A. ウソ
解熱剤を使った後など、熱が下がるときに汗をかくことは事実ですが、無理に汗をかかせても熱が下がるわけではありません。
熱がこもってさらに熱が上がったり、あせもの原因になったりします。
Q. 点滴をして栄養をつける?
A. ホント
点滴には即効性があり、主成分はビタミンB1やB2といったビタミンB群で、特にビタミンB1はエネルギー源である糖質を分解して、実際に必要なエネルギーに変えるのを手助けしてくれます。
全身にビタミンを行き渡らせることで、体内に蓄積した乳酸を燃やし、血の巡りを改善し、新陳代謝も活発にしてくれます!
Q. かぜは人にうつすと治る?
A. ウソ
これは全く医学的根拠のない事です。
かぜが治るのは体の中にインターフェロンというかぜのウイルスが増殖するのを抑える物質ができ、リンパ球などの免疫担当細胞が風邪のウイルスをやっつけてくれるから。
Aさんが周りの人に風邪を移して、その人にかぜの症状がでる頃には、Aさん自身は既に時間が経過し治りかけのことが多いです。そのため、「かぜは人にうつすと治る?」という間違ったことが言われるようになったのかも知れませんね(笑)
4.免疫を高める「睡眠」の重要性
健康を保つためには、免疫力を高めておくことが必要です。
ウイルスや細菌などの感染をきっかけに分泌される免疫物質(サイトカインというタンパク質)は睡眠を促進するとともに、睡眠自体も免疫物質(サイトカイン)の分泌を促進することが明らかになっています。
風邪をひいた時によく眠ることで治りが早くなる理由はこれ。
十分な睡眠は免疫細胞の働きの強化につながります。
逆に睡眠不足や睡眠の質が低下したことで、免疫力の低下や感染症の重症化リスクにつながるとの報告も。
免疫力の維持や免疫力向上のために十分な睡眠を心がけましょう!!
免疫を高める睡眠のポイント
良好な睡眠には「時間」も「質」も両方重要!
成人の睡眠時間は6時間以上8時間未満が6割を占めています。
必要な睡眠時間は個人によって異なるため、ある程度の睡眠時間が確保できていれば睡眠時間にこだわらなくて良いでしょう。むしろ重要となるのは「睡眠の質」です。
《 質の良い睡眠のために! 》
・寝る直前の入浴は避け(入眠の2~3時間前)38~40度のお湯にゆっくりと入る。
・軽く汗ばむ程度の運動を習慣的に行う。
・就寝・起床時間は一定にして、体内時計のリズムを乱さないようにする。
・朝の光を浴びて、体内時計をリセットする。
睡眠の質を上げるためには、日頃の過ごし方が鍵となります
質の良い睡眠のためにできることから挑戦してみてください
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