さて、再び自分史である。

 

教会活動というスパイスが加わって、私の高校生活は忙しく,かつ充実した。

 

高校2年の一年は,特に凄まじかった。

 

生徒会活動では議長団のほか文化祭の実行委員をつとめ、後夜祭のためにフォークダンス同好会をつくり,

全国大会に出ると聞くと,急遽合唱部に入った。

校内の合唱祭では,高1,高2とも指揮者を務め,2年連続で学年優勝を果たす。

そんな私だから,合唱部はよろこんで仲間に入れてくれたのである。

 

ただただどこか遠くへ行きたい一心で,広島への全国大会出場を決めた演劇部にも入った。

かなり無理やり入った部活で,なんでもいいから役をくれと頼んだ結果,

「照明係」という立派な役を仰せつかったのである。

 

さらに,サッカー,バレーボールの同好会をつくって,正規の部活チームに試合を申し込んだりもした。

 

高1から通い始めたS台予備校には,週6日通っていたので,ほぼ休みなし。

しかし,あまり授業には出ず,自習室で過ごすことが多かった。

 

一度に七つのToーdoリストに追われたときもあったが,成績の方は徐々に上がっていったのである。

 

断言したい。

若いうちは,進んで様々な活動に手を染めるべし。

忙しければ忙しいほど脳の活動も活発になる。

 

帰宅部とかいって,自宅と学校を往復し,自室にこもって勉強していても,

大して成績は上がらないものである。

 

食欲もまた旺盛であった。

朝ごはん⇒2,3限での早弁⇒昼休みは学食でカレー⇒放課後,活動前にラーメンを一杯

⇒予備校の前に自販機のうどんで腹ごしらえ⇒帰宅して夕ご飯

若さである。一日,このくらい食べてもまったく肥らなかったのである。

 

今では食べたら食べた分肥り,そのうえ何をやっても決して痩せないのである。

かくして今のあんこ型の体形ができあがったのであった。

 

2年C組は,記憶と記念に残すべき,すばらしいクラスであった。

このクラスで行った,京都への修学旅行を締めくくりとして,花の高2は幕を下ろしたのである。