東スポWeb [12/20 21:13]
調教パートナー・黒岩を背に先週に続いてウッド6ハロンからビップレボルシオン(古馬1000万下)との併せ馬。いつものように道中は2馬身追走する形でスタートして徐々に差を詰めていく。
先導役の僚馬がテンに行き脚が付かないタイプで見た目にもゆったりしたペースで進む。直線馬体を併せて軽く促すとスッと脚を伸ばしてクビほど抜けてゴール。長めの数字は当初の予定よりも4秒ほど遅い6ハロン85・8秒になったが、ラスト1ハロンは鋭く12・6秒。態勢に狂いはない。
黒岩騎手「(道中は)遅いな、とは思ったけど仕掛けてから反応もしてくれて馬の雰囲気重視でいいと思う。いつも3走目は結果が出ていないのでそのあたりを考えながらやっているけど、乗っている方としては気持ちの波に変化がないのはいいですね」
清水久調教師「動きは良かったですね。秋3走目ですし、(直前は)目一杯やる必要はないですからね。デビューしてからローテーションを崩すことがなかったし、つらい調教にも耐えてよく頑張ってくれた。一生忘れられない馬で感謝しています。グランプリレースはまだ結果を出せていないので、いい形で締めくくりたい」
今年の漢字に「北」が選ばれたように2017年を締めくくる大一番でファンの絶大なる支持を集めた“キタ”サンブラックが、記憶に残る圧巻の走りを披露してターフを去る。
キタサンブラック(鹿毛・牡5)
2012年3月10日生
父ブラックタイド 母シュガーハート
母の父サクラバクシンオー
馬主
(有)大野商事
調教師
清水久詞(栗東)
生産者
ヤナガワ牧場(日高町)
通算成績
19戦11勝 [11-2-4-2]
主な勝鞍
17年天皇賞(秋)(G1)
前走〔11/26・ジャパンC・3着〕、落鉄が判明しましたが、これはゴール板を過ぎてからの事だったようです。ただ、レース中に蹄鉄が緩んでいた事も考えられますし、相手が強かった事も確かですね。
今回も意欲的な調整が進められていますから、当日、大きな馬体を小さく見せていれば好調と捉えていいでしょう。
武豊騎手のコメントで「有馬記念は今まで2着が山盛り(8回)なんよ。でも2勝はオグリキャップ(90年)とディープインパクト(06年)で、どちらも引退レース。キタサンのラストランも飾りたいよね」と、敢えて共通のキーワードに照らし合わせて意気込んでいた事が大変心強く感じましたし、いつも通りの競馬が出来れば良い形で締め括れるはず。現役最強馬、最後の一戦を楽しみたいと思います。