子どものように泣きじゃくりながら、黒田が新井と抱き合った。「きょうで終わってもいいと思ってやってきた。やっと達成できた」。優勝回数と同じ7度胴上げされた緒方監督に続き、41歳は仲間の手に身を委ね5度宙を舞った。
マジック1で迎えた大一番。さすがに硬くなったか、一回に坂本に先制2ランを許した。だが、三回には先頭打者として粘ってマイコラスにダメージを与えた。三振に倒れたが、反撃ののろしを上げる1点につなげた。
四回に鈴木、松山の連続ソロで逆転した直後。安部が死球を受けると、三塁ベンチ前でキャッチボールをしていた黒田は、鬼の形相でマウンドのマイコラスに歩み寄ろうとした。ともに戦う仲間を思い、闘志に火がついた。
2点リードの六回には1死一、二塁のピンチで村田を空振り三振、ギャレットを中飛に。6回3失点。プロ初勝利、100勝目を挙げた巨人戦で、悲願の優勝へ導く白星をつかんだ。「体調が万全でない中、開幕からローテーションを守り、きょうもマウンドで、打席で闘志あふれるプレーで引っ張ってくれた」。緒方監督も最敬礼した。
昨年、米大リーグ球団の高額オファーを蹴って古巣に戻り、11勝。日米で培った技術や真摯(しんし)な練習姿勢は若手の手本になった。悩んだ末に現役続行を決めた今季は、7月23日に日米通算200勝を達成。優勝へと進むチームのため、さらに2勝を積み上げた。
低迷期に奮闘したプロ20年目の右腕は「若い選手も多いし、優勝を経験したのは彼らにとっても大きい」。
ようやく夢をかなえた喜びを、将来を担う選手と分かち合った。
もうね、黒田投手のピッチング最高でした。
若手の時代は、150キロを超える速球派でしたけど…海を渡って習得したツーシームは、もはや芸術品ですよね。
左打者に対しては…外に逃げて行く球や、いわゆる「フロントドア」を駆使し、右打者に対しては内側に深く切り込む鋭い球が素晴らしい。
特に、6回ウラ1アウトの村田選手に放った球は唸りを上げていましたし、相変わらず粘るバッティッグも献身的で最高です。
かつて、黒田投手がドジャースに在籍していた時、試合中でのピッチャー返しで頭部に激しい打球を受けた事がありました。
下手したら命の危険性もある重大な事ですが…その後の後遺症にも悩み、引退をも考えるピッチャーが多い中、黒田投手もその一人だと…ご本人がインタビューで語っておられた事を思い出しました。
そのピッチャー返しを放った打者は…大変な事をしてしまったと引退を考えるほど苦しみ…黒田投手に、その旨を手紙にしたためて来たそうですが、リハビリ中だった黒田投手は、そんな彼を逆に励まし「また対戦しよう」と伝えたそうです。
黒田投手ってね…そういう人なんですよね。
満身創痍なのに…広島カープへの恩返しを込めて、再び日本のマウンドで投げる姿に胸が熱くなるし、リーグ優勝を決めて胴上げされる姿に目頭が熱くなりました。
本当におめでとうございます!!と
ありがとうございます!!
これは広島ファンでなくても…凄く嬉しかったです。
クライマックスシリーズでも、プロ野球ファンが熱くなるピッチング期待しています!!