感想を書くにあたり
多少、ネタバレになってしまう可能性があるので
この映画をご覧になりたいと思われている方は
お読みにならないでくださいね
私、若い頃は
最後の終わり方が
はっきりしているものが好きだったんです
だから、韓国ドラマ大好きで(笑)
愛の不時着、ただの流行りだと思って
長いこと観ずにいたんですけど
観始めたら、たったの2日半で観終えて
次の土日には2回目を観始めてましたね(笑)
そういう、最後に“答え”のある作品が好きで
それがない、ふわっと終わる作品って
なんとなく、もどかしいというか
すっきりできなくて
個人的にはあまり好きになれなかったんです
でも、この映画を観たら
そういう作品の素敵さに
やっと気づけた気がしたんです
あくまで、私なりの解釈ですけど
こういう、ふわっと終わる答えのない作品って
私が、自分自身の人生で
物語をハッピーエンドにできるんですね
今までに観た、答えがないなと思った映画は
若かったためか
自分と重ねたことがなかったので
気づかなかったんですけど
今回、自然と
ケイコと自分を重ねて観ていたようで
映画が終わったところから先の物語を
勝手に自分で作っていたんです
ケイコを観ていて
当たり前ですけど
同じような想いをしてる人って
いるんだなって思ったんです
同じような想いとは言っても
私は耳が聞こえないわけではないし
ボクシングをやっているわけでもありません
そういったところじゃなくて、たとえば
努力して、弱さを見せないようにしているのに
“強い人”と思われたり
努力していることを親が心配して
反対してきたり
ケイコは、話せないからこそ
足を踏まれたことを話せませんでしたけど
私は、話すことができても
“正しい”と思っていることを話せなくて
挙げ句の果てに
私が悪者扱いされることもあって
百歩譲って、周りから悪者扱いされても
その原因を作った人に
私への謝意があればいいかと思っても
結局、それがなかったり
そういうところを自分と重ねて観ていたので
ものすごく共感できたんです
ただ、私はケイコの物語を
ハッピーエンドにできる人間になれてるんだって
気づかされて
そんな自分に、少し嬉しくなりました
私、少し前まで
“真面目な人ほど損をする”
って思っていたんです
“この世は甘えたもん勝ちだなー”って
でも、私を評価してくれる人もいて
しかも、私を評価してくれる人って
私が素敵だなと思う人ばかりだったんですよね
それで、思ったんです
すっごく口が悪いですけど
“甘えん坊な人は
甘えん坊な人に評価される
真面目な人は
真面目な人に評価される”
だからこそ、ケイコは
会長から可愛がってもらえてたんだと
思うんですよね
私の今の考え方は
“真面目は損をする”と思わせてくる人とは
心の距離を置く
私が素敵だなと思う方に評価していただけたら
私も素敵な人になれてる(過大評価万歳笑)
ずっと悩んでいたことだったのに
自分が真面目であることを
悩まなくなっていたことさえ
気づきませんでした(笑)
ケイコのおかげで
自分が成長できていたことに気づきました
“映画を観た人に
その先の物語を作ってもらう”
そう考えたら、今までに観た
すっきりしない終わり方だと思った映画を
もう一度観てみようかなと思いました
どんな映画でも
自分の人生でハッピーエンドで結べるような
人間になりたいですねー

