ヴァイス(享年17歳9ヶ月 シーズー 男子)は、

たしか、16歳前半くらいから、

高さ50cmほどのベッドへの乗り降りが、

自分で出来にくくなった。

 

シーズーあるあるだと思うが、

階段とか、スロープとか、

色々、買ったり試したりしたものの、

ヴァイス「なんだこれ?お前が使え。俺様はイヤだからな」

と、ことごとく撃沈し、

 

結局、ヴァイスの

「フッフーン(乗りたし)」「ヒャッ(降りたし)」の声明により、

ママが抱っこして乗り降りをしていた。

 

ある日、ヴァイスを降ろしておくのを忘れて、出かけた。

戻ってみたら、

可哀想に、ベッドの端っこで、うん●とおしっこがしてあった。

 

おしっこシートへ行きたいのに、ここから降りられん!

あ〜もう無理。

となった模様だった。

 

ひたすら、ヴァイスに謝ったものの、

私は、全く信用を失い、

以来、ヴァイスは、ベッドを完全拒否した。

 

その日から、

恋と伊子とママはベッド。

ヴァイスは一人、リビングで寝るようになった。

 

16歳後半くらいから、

夜、「ヴァイスくんの回診」という名の、徘徊をするようになった。

一晩に3回くらいは、

どこかに行きずまったり、考えられない場所に挟まってみたりして、

「フイ〜ン(ダズゲデ〜)」とおっしゃるので、

レスキューに馳せ参じていた。

 

そして、今年1月23日、ヴァイスは旅立った。

問題は、ヴァイス亡き後の、伊子(8歳 シーズー 女子)だ。

 

そんなヴァイスの徘徊を、

「夜、起きて、ママと遊んでもいいのか!」と思ったのかなんなのかは知らんけど、

「今度はあたちよ!」と思ったのかなんなのかも知らんけど、

 

とにかく、一晩に3回は起きて、ベッドを降りて、どこかへ行くようになった。

そんなことはいい。何をしてもいい。遊びたかったら、遊べばいい。

その後だ。

なぜか、伊子は、子供の時から、自分ではベッドに上がらない。

絶対に「ママ抱っこ」の子なのだ。

 

ゆえに、

一晩に、3回(4回って時もある)は

「フン・・・フン・・・(ねぇ、ママ。いこたん、ベッドの下に降りてるよ。上げて。)」と告ってくる。

 

横になったまま呼ぶとか、

上半身だけ起きて、手でも掴みに行こうとか、

そんな中途半端なお迎え方法だと、

「こっちだよ〜ん」と、逆に、遊びに誘われてしまう。

 

ベッドからきっちり降りて、

伊子の隣まで行って、

全身を抱っこしないと、ベッドに戻らない。

 

ヴァイスの旅立ちから、はや、7ヶ月くらい経って、

私の心も、少しずつ、落ち着いてきて、

そろそろ、一晩、普通に眠りたくなってきた。

 

そこで、ベッドを取っ払って、

すのこを敷いて、その上にマットレスを乗せてみた。

これで、30cmは低くなったと思う。

 

そして、

伊子を、寝たまま、ベッドの上から呼ぶ練習を始めた。

結果、自分で乗れるようになった。1日もかからずに。

 

そんなことで、めっちゃ褒められる伊子も伊子だが、

なぜ、私は、こんな簡単なことを、

8年間も練習することなく、

ただ、抱っこしていたのか?・・・全く不明だ。

 

今更ながら、

ヴァイスの時に、この、ベッドを下げるというアイデアが、なぜ思い浮かばなかったのか。

悔やまれる。

 

恋(15歳 シーズー 女子)は、

15歳になったあたりから、

ベッドに上がる時は、ママが抱っこするようになったが、

降りるのは、自分で降りる。

しかし今回、ベッドが低くなったことで、

恋も、自分で上がって来れるようになりました。

 

次、恋の徘徊が始まるまでは、静かに寝かせてもらいましょう。