グレーゾーン子育て | お気楽日記

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50代専業主婦のゆるいブログです。
家族は夫と息子2人(大学生と中学生)とわたし^ - ^

長男はASDよりのグレーゾーンだと感じています


勉強も運動もそれなりに熟すし、会話や挨拶も出来る

けれどコミュニケーション取るのは苦手で自分からは行かないし、話しかけられなければずっと黙っている


幼児の頃、ハサミや箸の持ち方が不器用すぎるから心配と先生に言われ園長に紹介された専門医に相談したことがあったのですが、プロの先生の見立てではこのままで大丈夫と言われ具体的な検査をした訳ではなく、ただただこだわりの強過ぎる長男の育児には手が掛かりました


次男坊が生まれてそれがより顕著に。

次男坊は長男と違って動き回るので目が離せないからもちろん育児は大変でしたが、マニュアル本に近い動きだったし、成長も目に見えて感じ取れたからだと思うのですが、長男の時ほどのストレスは感じませんでした

長男の場合は変わらないんです

もちろん成長してた筈なのですが実感があまりないんです

説明しにくいのですが

単に1人目のの子育てだから大変に感じたのではなかったと思うんです




そもそもASD者は一見、定型発達者と何ら変わりがないため、気付かれにくいし、専門書を読めば読む程、境界線がわからなくなり、世の中ASDの人多過ぎない?!10人に1人は嘘でしょ!もっと居るよね?!となりました凝視





ASDについて最近読んだこの本がすごく良かったです



世界は私たちのために作られていない

ピート・ワームビー著



著者ご本人がASDの方。

すごく具体的で長男とかなり近いのですが、著者はADHD(集中力・落ち着きがない、順番待ちができないなどが主な特性)も持ち合わせているらしく、うちの子はそれらの特性は全くと言っていいほどないのでこの本だけでは断言は難しいです

ただ私がこの本を手に取ったのは、少しでも長男のことを理解したかったからなので、読んだことで腑に落ちた点が多々あり、今夫にも読んでもらっています




この本を読んでわかったこと。

長男がASD者かグレーゾーンかわからなくとも、長男が一人で生きていくのはやはり想像以上に厳しいものだろう

と言うこと




そして、




読んで良かった


方法はある


と思いました






生きる上の「障害」は少ない方が良いに違いないので彼が自立するまで親は裏方としてどこまでも力になってあげたい。

あくまでも、定型発達者ではないであろう長男が私たち親がいなくなった世界で1人でも生きていけるよう手助けをしてあげたい。

考えたくないけれどASD者の自殺率は高いのです。


まぁ、こんなこと言ってられるのも今のうちかな

あっと言う間に年を取り、こちらが心配される年齢になってしまうだろうから


とにかく、今出来ることをしてあげたい





そんな訳でこれまで私なりの子育てをして来て無事大学生になった長男


知らない東京の地で一人暮らしも開始し、まだたったの4ヶ月ですが自炊含め家事を彼なりに熟していました(全く言わないけどたくさんヘマもしてる筈ですが、それでOK)


現在長い夏休みに入り、帰って来てますがギリギリまで帰らないと言うので(やっぱり家は楽よね。居心地良いのなら幸い)家でゴロゴロしてます真顔

その間運転免許も無事取れました




一人暮らしと、学校にも慣れて来た頃なので次はアルバイトしてもらおう

もちろん働いてくれて仕送りが減ることは喜ばしいのですが、子供が私立大学に行く可能性があることも自分の人生設計に組み込んでいたのでこの子が生まれる前から(早いっ、心配性っ)教育費を貯金していたので別に現状でもなんとかなる予定。(もちろん働き者の夫のおかげです!感謝してますってば!)

けど大学時代にたくさんバイトして社会経験を積ませたいのでそろそろかなと。



‘ASD’

東大生の4人に1人は発達障害(ASD・自閉スペクトラム症)と聞きます

米津玄師、イチロー、イーロン・マスク、スティーブ・ジョブズ、織田信成、アインシュタイン、レオナルド・ダヴィンチ、モーツァルトもそうらしい...


ASD者っぽい長男は、興味を持った勉強は得意です。まわりがうまく誘導させれるかどうかが肝だと思いました。(受験もそう)

学習障害はなく、寧ろ覚えることでストレス発散してると気づいてからは、暗記系の本を渡すと趣味で覚えてるって感じ




ASD者っぽい長男は大人しく過ごそうとするので先生方も問題を起こさない生徒のことはいちいち気にも止めません

(この辺もワームビーさんの本で納得)


日本に本帰国編入した先の中学で団体競技の部活動で浮かないように個人競技のテニスを幼い頃から習わせていました

マニュアル通りが得意なので基本に正しくテニスも上達したのですが、あと一歩で負け続けるので「本気出してないよね?」と聞くと「勝って目立ちたくない」とまさかの返答

テニスが得意な夫を負かすのをいつも見ていたので、負け惜しみではないと思う。

勝って目立ちたくないってどう言うこと??


けれどこのことも、ASDかも?と思い始めてからは腑に落ちたことのひとつです


とにかく目立ちたくない特性

想定外の事態に弱い特性



高校2年の三者面談で、成績が中の下くらいの位置にいた息子は担任の先生に無難な大学をたくさんすすめられました

当時テストの点数は良くなかったけど、長男の頭の良さに気づいていた私はどうすれば受験に気持ちを向けさせることが出来るかだけ考えていました。


色んな意味での良い学校に行くチャンスを逃すのだけは避けたかったです。

表現することが苦手な特性を持つ彼だからこそ学歴というアドバンテージが必要だと思いました

グレーの子のベストを見極めるのは親が出来ることの一つなのだと思います



覚えることが得意な長男。

覚えるだけで英検準一級までは苦労せず取れてた(住んでた国は英語圏外)ので英語で進学をすすめたけど、言語の基本はコミュニケーション。

そもそもコミュニケーション取ることが苦手なこの子に一生の職業になり得る学部(大学)を「英文科」にして良いのか?

経済学部、英文科とか就職に良いって私も考えましたが、具体的な業務内容を思い浮かべ彼には1番苦労する職種であるだろうと思いました。

「合わない」ものを導いたらどうなるでしょう?


壁にぶち当たり、退職、本意でなく転職してる人を何人も知っています


どんなに稼げる職に就いても継続できないと苦労すると思います

定型発達者であれば苦労も肥やしですが



その後、ある教科に興味を持ち希望の大学に合格






アルバイトの話に戻りますが、



「本屋さんが向いてるかもね」

とだけサラッと言ってみました昇天





ちなみにワームビーさんの本では仕事のこと、運転免許のことも触れていて、参考になります