fbb71f65.JPG<ストーリー> 

織田裕二扮する野村聡はK県庁のK県庁のキャリア公務員。

「政治は人の上に人を作り、人の下に人を作る」

を信条に成績もプライドも高く、業務にもそつがない強い上昇志向を持つ男。

 婚約者も地元大手建設会社の令嬢。今後は「特別養護老人施設建設」のビッグプロジェクトを足がかりに、更なるステップアップを狙っている。そのプロジェクトを前に、県政の目玉である民間企業との人事交流研修のメンバーに選出され得意満面。

 ところが、研修先は店員達のやる気がなく、客もまばらなしなびたスーパー「満天堂」。しかも、野村の教育係・二宮あき(柴咲コウ)は自分より年下のパート店員だった。それでも出世のためと意気込む野村だったが…。




県庁1三流スーパーに努めるパートの女性から自分にないものを得ていく一流キャリアの県庁職員の物語です。

組織図や指揮命令系統、マニュアルなどに固執するエリートキャリアに対して、<民間>はそんなものなくてもまわっていきますからと言うのはパート店員。

「女は形のない物にお金をかけるものなのよ」

という柴咲コウの言葉も全く理解出来ない織田くんですが、次第になぜ売れて、なぜ売れないのかがわかってくる。
そして三流スーパーの改革が始まります。


地方で行われる「箱モノ行政」、官僚の体質などが痛烈に描かれており、悪役の石坂浩二は「白い巨塔」の東教授とダブります。

柴咲コウの役柄が今ひとつピンとこないように感じましたが、
それはお構いなく、

「行政改革は制度や組織を変える事じゃない。そこに生きる人間達の意識を変える事なのです」

県庁2というヒーローが出現しようとも、劇的に何かが変わるという非現実的な事を求めていないところは、社会風刺をしながらも上手く作り上げてあると感じます。

織田くんの高慢エリートの顔から、<民間>の顔へと次第に変化していく表情はさすがと感じました。
久々の織田作品は、素直に面白いと評価出来ると思います