資生堂さんが新ブランド【ツバキ】で華の6大女優を起用してトップシェア奪還に動き出したようです。
(下記プレス発表の抜粋です)
<資生堂は二十七日、独自開発した髪の補修成分「高純度椿オイルEX」を配合した新ヘアケアブランド『TSUBAKI(ツバキ)』を発表した。シャンプー、コンディショナーなど三品目五品種を、三月下旬から全国発売する。商品の宣伝には仲間由紀恵さんら女優6人を起用、新ブランドの浸透を図る>
CMイメージモデルは、田中麗奈さん(25)、上原多香子さん(23)、竹内結子さん(25)、仲間由紀恵さん(26)、広末涼子さん(25)、観月ありささん(29)の6人だそうです。
いや~、まさに6大女優さん勢揃いですね。
ツバキに配合された新成分は、椿から抽出した純度の高い美容オイルで、弾力感とつやを与えるほか、髪表層の傷みを補修して内部に保護成分を浸透させるのが特徴だそうです。新ブランドのイメージである「日本人の髪の美しさ」を強調する仕上がりを追求したという資生堂さんらしい発想ですね。
【ツバキ】は、強力なブランドに対し、集中的に投資を行う資生堂の「メガブランド」の第四弾で、将来的には年間販売100億円を目指すとの事。
100億円の売上に50億円の宣伝費を投資?
「それで利益があがるのか」というような愚問は不要なんでしょう。
シャンプー、トリートメント市場は、花王、ユニリーバ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の三強がひしめく中、化粧品メーカー最大手の資生堂が新ブランド『ツバキ』で、トップ奪還作戦に出た以上、激戦は必至ですね。
ヘアケア市場は約3千億円(除く染毛料)とされ、昨年は数量、金額ともに増えました。デフレの影響をぬぐえない化粧品・日用品の中でP&G『パンテーン』、ユニリーバ『ラックス』、花王『アジエンス』が激しい首位争いを演じるなど活況を呈しています。
とりわけ高付加価値のヘアケア製品市場では、ラックスが長くトップに君臨。ブルック・シールズらハリウッド美人女優を歴代CMに起用して成功しています。そこに目を付けたのが花王で、一昨年から中国系女優チャン・ツィイーを起用。「アジアン・ビューティー」の価値を示したアジエンスを大ヒットさせています。
P&Gも昨春、『ハーバルエッセンス』をヒットさせ、お互いの領域を食いあわない主力3ブランド体制を確立しています。
激戦市場で4番手に甘んじる資生堂は、普及価格帯の『スーパーマイルド』といった製品では浸透している一方、収益性の高い高付加価値分野で存在感を示せないのが悩みでした。ツバキブランドが「起死回生の一手」だけに、不発に終われば化粧品・日用品の流通ルートで主戦場のドラッグストアチェーンでも苦戦を強いられかねない状況に、勝負の一手に打って出たという感じでしょうか。
これからの展開が楽しみです。