はらはらと落ち葉が舞っている
山を染める紅葉も学校にある一本立ちの銀杏も好きだけれど
紅く染まった街路樹から 落ち葉が舞う様もとても綺麗だと思う
すでにイルミネーションが付けられた 秋のなくなった街
すれ違う人はみな 街路樹よりもイルミネーションよりも
すれ違う人を見て通り過ぎていく。
街行く他人とぶつからないように 視線で相手の行き先をさぐったり 目で合図をしたり
酔っ払いの群れに道をふさがれれば すいませんと声をかけたり
他人との摩擦を避けようと敏感に相手を探り探り進んでいく
それでもぶつかってしまえば
合図したじゃないかと心の中で舌打ちしてみたり
自分に落ち度は無かったかと反省してみたりする
自分の行動の一つ一つは
人生の中で通り過ぎていく他人の人生の一つ一つとリンクする
リンクすることで相手を不快にさせることもある
相手を幸せにすることもある
それを知っているから 人はいつも自分の行動と人とのかかわりの
一つ一つを予習して判断する
”私はどうすべきか”
そうして行動して見極めようとする
”快か不快か?” ”私は正しかったか?”
相手を不快にすれば それをした自分の行動をジャッジする
”相手のせいだ(仕方なかった)” か ”私のせいだ” か
相手を幸せにすれば それをした自分の行動をジャッジする
”私のおかげだ” と
人は皆すれ違う人たちを幸せにしたいんだと思う
それが多分 自分の幸せになっていくのだと知っている
だから歩道ですれ違う人が
どちらに行きたいかを視線で探ったりする
誰も人は人と関わって 幸せになりたいと願う 幸せにしたいと願う
青白いイルミネーションに飾られた一本の街路樹は
飾る時に葉を落としたのだろうか もう葉がない
秋が掻き落とされて 冬化粧をさせられたていた。
飾られた町を好きな人間もいれば
街角の秋の好きな人間もいる
人の思いを探るのは難しい。。
自分の思いを探るのも難しい。。
すれ違う人がどちらに行きたいか 私はどちらに行きたいのか。。
そうやって迷いながら考えながら 毎日を生きていく。。