急須の謎 | ぷくまま(一志宝縁いっしほうえん)のブログ 生きてるってありがたい!

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レム睡眠時行動障害と付き合いながらマスターズ競泳もやり、子育てと家事はテキトーな、タクシー配車オペレーター 兼スピリチュアル占い師母ちゃんの毎日。

こんばんは。

24時間テレビを見入ってしまい、夜更かしぷくままです( -.-)

先日、祖父の23回忌からの帰り道。

母方の田舎が熊本県球磨(くま)郡湯前町なので、九州自動車道はちょくちょく利用していたのですが、

私自身が親になり、子供達を連れて帰ってくる時に親子で気になっていたものがありました。

それが、これ。




九州自動車道上りの山江サービスエリア。

鉄塔のてっぺんに、なぜか巨大な急須がどーん!

写真の下の車とくらべていただけると大きさがよくお分かりだと思います。

最初、なんじゃこりゃ!?と思ってた見てましたが、

私はいつも深夜に高速を走るものですから、なかなかきれいに写真が撮れず。

この時は、珍しく昼間に走ったので、チャンス!と親子で撮影してきました。

折しも大雨が続いた時期。曇天にそびえる急須は迫力がありました。

で、これ。何だと思いますか?


オブジェには間違いないのですが、

実は急須の下の鉄塔が、このサービスエリアに送る水道の貯水塔(タンク)だったんです。

山江サービスエリアは、球磨郡。

スコッチやシャンパンと同じように、世界でも「産地呼称」が認められている、球磨焼酎(米焼酎)の土地です。

あの急須は、急須ではなくて、

球磨地方で使われている、焼酎を入れる「ガラ」と呼ばれる酒器だったんです。

急須じゃなくて、日本酒で言う「徳利」のようなものだったんですね。

こういうところですよ、というユニークなオブジェでした。

球磨焼酎は、「産地呼称」が認められている、とお話しましたが、

「産地呼称」とは、シャンパーニュ地方で作られるお酒がシャンパン、と呼ばれるように、

その土地で作られた原料を使ってその土地で完成させる、ほんとうの「地産」のものにしかこの呼び名を認めませんよ、というもの。

WTOで認定されている日本の「産地呼称」の焼酎産地は四カ所。

長崎県壱岐島の壱岐焼酎、

熊本県球磨郡の球磨焼酎、

鹿児島県の薩摩焼酎、

そして沖縄県の泡盛。

スコッチやシャンパンと同列?!なんて、嬉しいですね♪


ちなみに球磨焼酎でよく知られているのは、「しろ」や「大石」。

球磨郡には、球磨焼酎の酒蔵が全部で28。

日本三大急流のひとつ、球磨川のきれいな上流の水と、地元の美味しいお米で作られています。

私の祖父母の町で昔から変わってない酒蔵のひとつが、林酒造場さん。




「極楽」!

名前がすごすぎます!

写真は食器棚に飾っているミニボトルですが、お気に入りで、まだ開けてません。

九州にお越しの折には、ぜひ山江サービスエリア&球磨郡に酒蔵めぐりにおいで下さい(^o^)