「朝の果物は金になる」と聞いたことがあります。
これはイギリスで古くから伝わることわざ。
見た目もカラフルでうつくしく、ビタミン豊富で美容効果があるイメージがあります。
それって本当でしょうか?
果物に多く含まれる果糖(フルクトース)は血糖値をそれほど上昇させません。
その点では安心できます。
けれども、果物に豊富に含まれている果糖はAGEsを極めて生じやすいのです。
前回の投稿でもお伝えしましたが、AGEs=老化物質です。
美容や健康にいいイメージの果物ですが、食べ過ぎると逆効果になってしまいます。
果糖は体内のタンパク質と結びついてAGEsになる力が、ブドウ糖(血糖)の約100倍であることが分かってきたと、帝京大学医学部の山内俊一教授は述べられています。
また、果糖はとても太りやすいです!
血糖値を上げにくいのに太りやすい理由は、果糖は吸収されるとすぐ肝臓で中性脂肪になります。
中性脂肪が増えて徐々に太ってくると、レプチン(食欲を抑える作用がある)の働きが鈍ってしまい、なかなか満腹感が得られずに食欲が抑えられなくなり、食べ過ぎてしまい結果的に太ります。
果糖はブドウ糖(血糖)の100倍AGEsになりやすいので、それを防ぐために肝臓で急速に代謝する必要があると考えられます。
人体の防衛反応みたいなものですね。
今の果物はとても甘くて大きいです。
それは、わたし達消費者の望みであり農家さんの努力の結果なのですが、果物は宝石のように大切に嗜む程度にいただくのが、美容のためにはいいみたいです。
果糖は果物だけではなくて、市販のジュースなどにも添加されている事です。
「果糖ブドウ糖液」
「ブドウ糖果糖液糖」
「フルクトースコーンシロップ」などの甘味料です。
これらもAGEsが生じやすく、太りやすいし老化しやすいです。
これから暑い季節になり、冷たい清涼飲料水が欲しくなってきます。
子どもさんがいらっしゃる方は、お子さんに清涼飲料水を普段から与えるのはよく考えた方がいいです。
子供の頃から清涼飲料水を日常的に与えると、糖尿病などの生活習慣病に罹患するリスクが高くなります。
実際に、子どもや若年層の糖尿病の罹患率が増えている傾向があります。
ご自分やご家族・お子さんのからだを大切にするためにも
昔ながらの麦茶などで水分摂取を心がけたいですね。
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