逆流性食道炎・・あれは何とも不快です。

 

食後、胸のあたりが重く

酸っぱい胃液が上がってきて不愉快

のどの不快感(多分、胃液の影響)

軽い咳ばらいをして、のどの不快感を何とかして解消する。

食後の重~い胸やけ

 

この症状がずっと続いていました。

空腹時はこのような症状は落ち着いているのですが・・・。

 

食事をしないわけにもいかず、食事をすると決まって症状が出現するので、食事の時間が憂鬱でした。

 

わたしは薬を飲みたくないので、何とか自力で頑張っていましたが、もうどうにもならなくて、ついに内服を決意しました。

 

当時看護師だったので上記症状を医師に伝えて、プロトンポンプ阻害薬(PPI)といって胃酸の分泌を抑える薬を処方してもらい内服を開始しました。

 

容量マックスで処方してもらったのですが、内服しても症状は同じ・・・

 

「先生、全然改善しません・・」と医師に相談したところ

「んじゃ、胃カメラやろっか!胃の中を見て見ないと原因が分からないからね!」と先生。

軽い感じで胃カメラを勧めてくる先生。

いや、先生、わたしは胃カメラは生きているうちは絶対にやりたくありませんよ。

逆行性にあの管を口から入れるなんて、考えただけで恐ろしい・・

 

困った・・・・(医師に相談しても埒が明かぬ・・自力で何とかせねばなるまい・・)

解決方法が分からず一人悶々としていました。

 

ひょんなことから糖質制限を始めて1週間くらい経過して氣が付きました。

のどと胸がさわやか!

あの不快感がすっきりきれいに無くなっている!

ええっ!糖質制限をしただけなのに、こんなに食後が快適だなんて!

 

面白くなって、調べました。

 

以下「炭水化物が人類を滅ぼす・糖質制限からみた生命の科学」 夏井 睦著  より一部抜粋

 

「一般的にはご飯や麺類は消化がよい。しかしお肉は消化に悪い」と言われているが、これが大間違いなのである。肉や魚などのタンパク質は、胃酸で速やかに消化されて小腸に送られるため、胃滞留時間は数十分程度である。逆にご飯や麺類は胃酸では消化されず、いつまでも胃のなかに留まっている。

抜粋おわり

 

つまりご飯・麺類などは胃でなかなか消化出来ないので

いつまでも胃の中に居座り続けて

その間、胃袋はそれらを何とか消化しようと胃酸を出し続けている

それが何年も続くと逆流性食道炎の症状として現れる。

 

たしかにわたしは糖質制限をする前は、太らない体質をいいことに食事はほぼ炭水化物でした。

 

ご飯に焼きそばとか

ご飯にうどんとか

ご飯なんか軽く2合はぺろりと平らげていました。

しょっちゅうお汁粉なんぞを作って食べていたし

タンパク質摂取量も少なかったし・・・

厳格に玄米菜食をして、動物性たんぱく質を全く摂らない時期もありました。

 

なるほど、過剰な胃酸は胃が何とかして炭水化物を頑張って消化しようとしてくれていたわけなのですね。

(ありがとう、わたしの胃!ごめんね、わたしの胃!)

そりゃ、PPIを内服しても症状は改善しなかったわけだ!

原因は炭水化物なんだもの。

 

わたしが糖質制限を始めたのは2015年3月中旬からです。

それ以来、食後はいつも快適です。

一度も逆流性食道炎の症状は出現していません。

 

その他にも糖質制限によって心地よいからだとこころを維持できています。

 

糖質過剰で不調てんこ盛り状態だったわたしと,

糖質制限を実施してからのわたしの変化をわかりやすく(時には面白く)お伝えできればと思っております。

 

今日もお読みいただきありがとうございます。

 

追記

思い出した事があります!内科で診察の介助をしていた時の事。

医師が逆流性食道炎の患者さんに対して「食後、すぐに横になると、胃酸が逆流しやすくなるので、しばらく起きた状態でいてください」なあんて言って、PPIを継続処方していました。

その頃、わたしは逆流性食道炎の真の原因を理解していたので「あぁ、効果のないお薬をだらだらと内服させられてしまふ・・」と静かに思っていました。

何も言えない自分が歯がゆかったです。