百名城 岩村城址 | 泣いて笑って、ゆっくり歩いて「よいしょっと」

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60代の主婦です。最近「よいしょ」が口癖に・・・
旅の思い出・日々の出来事など綴ってます。

4月16日、日曜日。

私が岩村を知ったのは、

もう5年くらい前になる。

夫が仕事でこの近くに行ったとき、

岩村に泊った。

その時、城下町のパンフレットをもらってきてくれた。

その絵がすばらしく

ずっと行ってみたかった。

 

岩村は百名城に入っていることから

百名城めぐりをしている友達と

一緒に行こうと約束していた。

しかし、コロナに入り、なかなか行くことができなかった。

前回は電車の切符を取ったものの、

台風で、泣く泣くキャンセルした。

明智鉄道、新幹線までも運休したほどの台風だった。

 

そしてやっと実現したのだった。

行く前日、私はback numberのライブ。

友達はアルフィーのライブを静岡で参戦し、

宿泊してたため、名古屋で待ち合わせ。

品川発6時28分のひかりに乗車。

 

このひかり、東海道歩きの時、その他旅行の時と、

何度乗ったことか!

すっかりなじみになったひかり631号で

名古屋に向かった。

 

名古屋から中央本線で恵那へ。

そして恵那からローカル線明智鉄道で岩村へ。

クローバー模様のデザインのラッピング列車。

布製品などを手がける会社を立ち上げた高山市の姉妹が

広告を兼ね申し出たそうだ。

車内は明智の城跡が書き込まれていた。

 

30分の乗車。10時47分岩村駅到着。

女城主の里 と書いてある。

 

硬券きっぷ

 

早速、マンホール いわむら

 

 

駅から歩きすぐ角を曲がると、

懐かしい町並がお目見えする。

岩村本通りは商家の町並として

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

女城主ゆかりの城下町。

 

 

なだらかな坂道がお城へ向って延びている。

 

 

道標には、左なこや と書いてあるようだ。

 

岩村も奈良の今井町と同じく電線がない。

ここの電線は地下に埋められたそうだ。

なので、ドラマロケ地によく使われるとのこと。

 

 

ここは「半分青い」でロケをしたとき、

佐藤健さんが食べたというお餅屋さん。

 

 

高札場

東海道を歩いてから、いろいろな場所に敏感になる爆  笑あせる

 

 

 

 

 

 

恵那市指定文化財 浅見家

見応えのある懐かしい建てものだ。

 

恵那市指定文化財 土佐屋

見学ができたので中に入ると

 天正疎水 各家の敷地には天正疎水と呼ばれる

生活用水兼防火用水. 路が流れている。

機織りや染め場がありました。

残っているのは貴重ですね。

 

郵便局も町屋造り。

 

 

城跡へいく前に、腹ごしらえ。

お昼は 名物うどん いただきました。

こしが強いうどんと大きな海老の天ぷら、美味しかったです。

ここにもロケをしたポスターが貼ってありました。

 

 

恵那市指定文化財 木村邸

 

ここには、いろり・天正疎水・井戸も残ってました。

 

 

 

 

民家に掛けてある名言

これは「この人物が居なかったら、

日本の夜明けは無かったかもしれない」

と言われる江戸時代の儒学者、

岩村出身の佐藤一斎のものらしい。

全部の民家にあった。

 

そして青い暖簾の端に白枠がある。

そこには女将さんの名前が記されている。

しかし、どれも薄くなっていてよく見えない。

5年前夫が来たときにはくっきりと見えたそうだが・・。

そこにも女城主の町であることが伺える。

 

駅にあったポスター

 

上町常夜灯

いよいよ城址に向う坂道が見えてきた。

 

岩村城跡の登り口にあたる麓に藩主邸跡があり、

藩主邸跡に復元された太鼓櫓。

 

桜が残っていたのが嬉しい。

 

そしていよいよ登りが始まる。

風情がある石畳。

 

途中にあった岩村3大偉人のひとり、

下田歌子が勉学に励んだ場所もあった。

 

 

 

初門。

どんどん登っていく。

 

 

二層の櫓門 

 

 

山中に入っていく感じ

 

 

畳橋

説明板にはその門の役割とその場所が記されている。

 

追手門・三重櫓

前の畳橋から棟門をくぐり直角に右に曲がって

櫓門に入る枡形門である。

坂道をハアハア言いながら登る。

説明板があるのでちょうどいい休憩になる(笑)

 

おお~上に石垣が見えてきた。

 

 

おお~すばらしい石垣。

 

六段壁 六段の石垣は、江戸時代後期に、

崩落を防ぐ補強のために下段に石垣を継ぎ足した結果

現在の姿になったとのこと。

 

六段壁

どこから見ても美しい。

 

長局埋門

ここの坂もとても美しい。

 

岩村城跡 到着~。

三大山城と言われる一つの城跡。

 

 

標高717メートルの上から町を見下ろす。

 

車も重機も無い時代に、こんな高いところに建てたなんて

昔の人は、ほんとにすごいね。

どこに行っても思う事が多い。

すばらしいというほか言葉が見つからない。

 

しばし、ゆっくりして下山。

 

女城主の酒屋さん。

 

甘酒のソフトクリーム

 

中の庭園、天正疎水を見ながらいただいた。

汗をかいた後のご褒美。

美味しかった~。

 

いつもなら夫のお土産に、

地酒を買っていくんだけど、

今も出張で、たまに行っているので、

今回はお土産無し。

伝来菓子 かめや

 

青い暖簾、拡大してみた。

女将さんの名前、かすかに、

書いてあるのが確認できた。

佳子かな?

 

お土産に、お城の形をしている最中。

美味しかったです。

 

 

駅にこんなのがあった。

腕木式信号機

操作体験ができるみたい。

長男君が大きくなったら

やらせてあげたいなあ~

なんて思いながら見てた。

15時26分

 

岩村城址、お城跡も城下町も

とてもいいところだった。

十分堪能して東京へ戻った。

 

岩村城、天守閣の復元へ向けて

募金を募っていた。

いつか復元されたら、

また行きたいな。

 

友達は百名城まで、あと一城だそうだ。

いつでも行けると思っていた高崎が

残っているそうだ。

近いうちに行くらしい。

 

なんでも達成させるっていうのは

すばらしいことだと思う。

後一城頑張れ!