バカな考え事 | スポーツアナリスト、旅人

バカな考え事

Happy Thanksgiving!
 
今年もたくさん旅をさせていただき、無事スターアライアンスゴールドを更新。
一度これを手にすると手放せなくなり、無駄にスタアラの便を探すようになってしまいます。
 
もうちょっとでヨーロッパ往復特典
 
スタアラはまじめにちゃんと仕事をする国や僕の好みの国の便がたくさんあります。
ANA、ルフトハンザ、スイスエア、タイエア、アシアナ、シンガポール。
別の言い方をすれば、英米・ラテン・中国の世界3大文化圏は僕の肌にあわないので、
できればその周辺で行動していたいということのようです。
 
日本とヨーロッパをなるべく快適に安く移動する方法を考えつくしているのですが、
最近の僕の流行はバンコク経由です。
これはとんでもなく遠回りではありますが、逆にいえばとんでもなくマイルがたまります。
 
ビジネスクラスで往復した場合、マイルが2万マイルと少し、プレミアムポイントも同じだけつきます。
僕の換算だと”1マイル=4円”なので、うまく33万円くらいでチケットを見つけられれば、
事実上は25万円で往復できて、バンコク周辺の島に寄り道もできます。
 
今年はタイのサムイとパンガンに寄り道しました。
プーケットは日本人が多いリゾートですが、サムイは中国人の多いリゾートの島。
パンガンはサムイの隣にあるバックパッカーアイランドです。
 
Haad Yuan of Phangan
 
サムイには一度は泊まってみたい高級ホテルがいくらでもありますが、
そこに泊まる前にパンガンのバンガローに泊まることをお勧めします。
パンガン4泊+サムイの5スターに2泊、これなら財布にもやさしい。
 
ヨーロッパ往復のもう一つの選択肢は、東京からのANA直行プレミアムエコノミー。
エコノミー割引価格だとほとんどマイルはつかないけれど、プレミアムエコノミーなら正規価格扱いなので、
ヨーロッパ往復12000マイル以上つき、ゴールドステイタスなら22000マイル。
22万でチケットを見つけられれば事実上価格13万円となります。
 
この座席ならなんとか着いてすぐに仕事をしようという気にもなりますし、
ロンドンやデュッセルドルフに直行で到着できるので、仕事モードの時には重宝です。
 
黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫あたま
 
旅に出て日本人が困ることの一つはチップの習慣ですが、
僕の経験上チップのある国でチップをあげなくてもどうってことないので、あまり気にする必要はないみたいです。
大事なのはいつもポケットに小銭を入れておくこと。英国の男子には財布を持つという習慣がないようで、
ポケットに小銭と合わせて小額紙幣を突っ込みますので、当然お金はすぐに皺くちゃです。
お金のもつ”ありがたみ”みたいなものは少なくなります。
 
日本の紙幣と並んでありがたみ感の強い紙幣はスイスフラン。
紙の質といい、デザインといい、保存状態といいどこで受け取ってもかっこいい通貨です。
 
スイスフラン、英ポンド、タイバーツ
 
僕の仮説だと、
チップの習慣のある国=お金が皺くちゃ=高額紙幣が流通しない=カード決済主流=現金にありがたみが少ない=インフレしやすい。
チップのない国=ピン札高額紙幣が流通=現金決済主流=お金にありがたみがある=モノよりも現金で所有していたい=デフレしやすい。
という傾向があり、あまり例外はないと思うのです。
ただしありがたみの強い日本円がまた下落し始めたのは、僕には全く理解不能。
金利のつく通貨よりも、これと引き換えにまじめにしっかりした仕事を
”給料あげろ”と文句も言わずにしてくれる人がたくさんいる通貨の方が魅力的じゃありませんか。
 
この前ちゃんと最近のアメリカと日本のインフレ率、金利について調べたんですが、
黒田氏の政策の効果が出始めた13年9月から今に至るまで、
CPIのコアコア(生鮮食品とエネルギーを除いたやつ)の上昇率はすべて0%-0.8%の間に収まっています。
0%以上でなるべく低いインフレ率がベストの通貨政策だとするなら、これはまさに神業。
 
もし2%以上にしたいのなら、僕はお金の”ありがたみ”を減らさなければならないと思うのですが、
一万円札のイメージキャラクターを福沢さんからフナッシーに変更するなんていかがでしょうか。
 
牛しっぽ牛からだ牛あたま
 
 
旅に出ると僕は手で洗濯もするのですが、なるべく古い下着を持って行って旅先で捨てます。
古くなった物を捨てることはなかなかできないものですが、こういう機会にガンガン捨てるのは気持ちいいです。
300円の靴下の内訳はたぶん、Resource of the earth 50円、Human Resource 250円くらいだと考え、
古くなり100円の価値になった靴下を、僕自身の Human resource 3分150円使って洗濯するのは無駄だと思うのです。
 
お金を使うということは、Resource of the earth を消費するか Human Resource 消費するかのどちらかで、
Human Resource をより多く消費することで経済が回っていくようにすることが”いわゆる”環境問題だと、
僕はずっと前から確信をもっているんだけれど、誰も同じことを言わないのは僕がヘンテコリンだからでしょうか。
 
プリウス一台300万円の内訳を Resource of the earth 150万円、Human Resource 150万円くらいと想像して、
もちろんこれが欲しい人は買えばいいと思うんだけれど、
僕としては古い好みの車を修理して乗ることを選択したい。
古くて燃費の悪い車だと一年にResource of the earth 10万円くらい多く消費してしまうけれど、
毎年10万かけて修理するのは Human Resource 消費なので、割合としてはプリウスと同じ。
なのに、古い車は捨てなさいと毎年税金で怒られてしまうのは納得いかんのです。
 
熊しっぽ熊からだ熊あたま
 
旅に出るとバカな考え事の時間が増えてしまいます。
ずっと古い記事で使えそうなものを再掲しておきました。