前回のメールの男性が

私の心のモヤモヤを

少し代弁してくださった気がしました。

 

ネットでよく目にするママたちは、

 

「どうやったら吃音が消えるかの」

「少しでも治る可能性があるなら」

 

と、小手先のテクニックに

惑わされているような気がします。

そんな方が多い印象。

吃音を知る入口はそうなのでしょうね。

 

「話そうとする度に

 くぅくぅってなって苦しそう」

そんな我が子の姿を見ると

居た堪れないですよね。

それはわかります。

 

「スラスラ話すことが良い」

という既存の価値観では

きっとお子さんは潰れてしまいますよ。

なので相談できる誰かを探すこと自体は

いいことだと思います。

 

子どもの吃音は、ほっておいても

ほとんどの場合、消えていきます。

そうなったら、

「よかったねー、おめでとう」

です。

じゃあ治った後は

吃音のことはもうどうでもいいの?

と私は思ってしまいます。

吃音を持ちながら生きてる人は

隠している人も含めると

きっと相当な数いますよ。

 

せっかく「吃音」という

視点を持てたのだから、

もっと周りに目を向けてみてください。

想像してみてください。

 

そして、

もしお子さんの吃音が

消えなかったとして・・・・

 

もちろん生きていく上で

困難はあるだろうけど、

ママが思う以上にお子さんは、

 

「生き抜く力、持っていますよ」

 

ということを私からは伝えたいです。