前回のブログ

将来プージャの価値が上がることを信じて収集を始めます。

目標を100着と設定し、それが1年ちょっとで達成!

しかしその時、転売のプロから

「プージャはこの先も価値は上がらない」

と忠告を受けます。

それがショックで売却し始めますが、古着屋、ヤフオクなど、ほとんど高値で売れず赤字に…

最終手段として、バイト先の古着屋でadidasジャージ同様に、自分で着用して売ることを目論みます

 

 

古着屋でプージャを着て売れる条件は

adidasジャージを1日2着売ること

 

しかし、1年以上にわたってadidasジャージを売ってきたため、売れ行きも少しずつ悪くなってきます。

正直平日に2着売るのはかなりきつかったです。

それでも、週に2日は2着を売っていたため、その2日をプージャ販売に全力を尽くすことに

 

店の利益を考え5,000円以上の値をつけなければならなく、それもネックでした。

それでも常連さんをつかまえて

 

「アディジャもいいけどプージャもどうですか?」

 

最初お客さんの反応は

君には似合うけど、自分には似合わない…

あ~学生時代に着たけど、今でも家にあるわ!…

 

最初は全然ダメでした。

しかし、着用し始めて1ヵ月目くらいから

 

「彼氏に着てもらいたい」

「ダサいと思っていたけど、やっぱ格好良いね!」

「懐かしい、また欲しくなってきた」

 

と、やはり誰かが着ているのを見ると、なぜか欲しくなるようで徐々に売れ始めていきます。

 

おそらく古着屋独特の雰囲気が、プージャの良さを際立たせてくれたのだと思います。

 

そしてこんなお客さんも

「赤って着るイメージがわかなかったけど、

 格好良いから着てみたくなったわ」

 

時には

「彼とペアで着たい!

 小さいサイズも一緒に手に入らない?」

また、彼女にも着せたいという逆のパターンもありました。

 

こんなときは、

「1週間待って下さい!必ず入手します」

と言ってすぐにメルカリかヤフオクで入手します。

みなさんもご存知かと思いますが、S、SSサイズは売れないのでかなり安値で落札できるんです。

これはラッキーでした。

 

そんなことで在庫は着実に減り、実入りも赤字にならない程度に入ってきます。

 

しかし!

ここでまた考えというか自然に意識が変わり始めます。

 

時に自分では着たことのないプージャを着て店頭に立った時

鏡を見て

「このプージャ、着たことがなかったけど意外に格好いい」

なんて、思ってしまいます。

 

そんな日は、お客さんから

「珍しいプージャですね。それもらえるかな?」

と言われた時

なぜかとっさに

「ごめんなさい!これ売り物じゃないので…」

なんて、とんでもないことを言ってしまいます。

 

また、そうなっていくと

手放したくない!

と思うようになってきます。

そしていつの間にか在庫がなくなってしまうと

また手に入れなくては!

 

こんな衝動にかられます。

こうなってしまうとヤバいです。

 

一時期50着くらいまで減ったプージャがまた徐々に増え始めます。

そして自分でも気づかないうちに、プージャの着用頻度も高くなっていきます。

今や旅行や出張に行く際もプージャを手放せなくなりました。

 

処分前、上下合わせて100着あったうち

60着ぐらいはあったプージャのパンツ

 

そうです

プージャ依存症(プージャ病)

 

になってしまったのです。

これ以降、古着屋ではプージャを着ることはなく、程度の悪いものを除き売ることもしなくなりました。

 

というのがこれまでの結末です。

 

コロナになる2年ほど前から在庫を増やすことだけはやめています。

しかし、持っていないプージャを目にする欲しくなることもあるため注意が必要です。

 

以上、最後はかなり端折りましたがプージャが増えていった理由です。

 

最初は3話くらいでまとめようと思いましたが、次々記憶が蘇り思わず長くなってしまいました。

 

長々とお付き合いいただきありがとうございました。