イタリア・・・しかも南イタリアで運転 後編 | イタリア専門の旅行会社発、世界遺産に触れる海外旅行

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● イタリア・・・しかも南イタリアで運転 後編

前回の続き-前回はいいことばかり書き連ねましたが、イタリア・・・しかも南イタリアで運転ってやっぱりかなり神経を使います。かつ、南イタリア人の運転マナーにイライラしっぱなし!

以前もお便りいたしましたが、イタリア人って普段はのんびりしているのに・・・

運転の時はとってもセッカチに豹変します!

例えば、日本みたく1台ごとに侵入する車へ道を譲りあう、なんて暗黙の了解は全くなく^^; 皆、超ギリギリまで車間距離を詰め、絶対に譲らないぞ!という気合丸出しです。

私、運転しながら「ちょっと~そろそろ譲ってよね~あ、また譲ってくれないの?! ケチ! ケチ!! ケチンボ~!!!」と悪態ついてます。イタリアで運転していると性格悪くなりそう^^;



あと、これも以前お便りいたしましたが、車社会の割には駐車場が少ないからでしょうか・・・

駐車違反がほんっと多い!

これ、渋滞の大きな原因でもあります。

ちょっと子供を迎えに行く間、ちょっと買い物する間、ちょっとバールでコーヒーを飲む間、等々。「ちょっと」を言い訳に皆が駐車違反したら、そりゃ、車線も狭まって渋滞にもなります・・・

違反当たり前の伝統(!?)って子供にかなり悪影響ですよね。息子とお散歩の時に「こんな風に駐車するのは悪者だね。歩道が通れなくなって困るね」等、教えるようにしています。



あと、私の感覚では・・・

イタリア人ドライバーで要注意なのは若者と高齢者です。

若者の暴走運転は日本でも見かけますね。そうすることでアウトローぶっているというか、若気の至りというか。ただ、彼らは規則を知っててあえて守らないわけですけれど。

高齢者の場合、規則すら知らない人が多いのでは?と感じます。こちらが横断歩道を渡り始めていても一向に停まる気配ナシ、曲がる時に1方しか見ていない等々。

GIANに聞いてみたところ「彼らの時代は教習なんてあってないようなものだから・・・よく分かんないまま乗ってるんだと思うよ」とのこと。恐ろし~。



こんな無法地帯ですが・・・意外にも大事故は少ないように思います。その理由について塩野七生さんのご著書、イタリアからの手紙、にこんな感じのお話がありました。

イタリア人は規則は守らないのが当たり前と思っているフシがある。

信号無視の車が来るかもしれないし、一方通行の道を車が逆走して来るかもしれない。

でも規則は守らないのが当たり前だから運転中、あらゆる可能性を考慮して運転している。信号無視の車が来たとしても可能性の範囲内だから停まることができるのだ。


今、お友達に貸していてこのご本が手元にないのですがこんなかんじのお話でした。私も塩野さん説に同感!

ちなみにタイトルで言う南イタリアはローマ以南です。ただ南イタリアの中ではプーリアはこれでもいい方。ナポリとかシチリアに行った時はプーリア人もビックリしてましたから・・・

何はともあれ、イタリアにいらっしゃる皆様、くれぐれもお気をつけ下さいね。

※写真はむさしくんの車コレクションの一部。特に教えたわけでもないのに男の子って皆、車が大好きですよねー


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