前回から半年以上も空いていました笑
今夜はなんだかなかなか寝付けないので、彼女との出会いについて振り返ります。


彼女と出会ったのは2006年
高校に入学し、同じクラスになりました。
初めは特に何も無くただのクラスメイト。
アメリカの同じバンドが好きという共通点はありましたが、それだけでした。

変化が現れたのは2年生になった頃から。
帰る方向が同じだったので、たまに下校中にタイミングが合い一緒に帰ることがたまにありました。

6月頃に先述のバンドの来日ツアーがあり、2人で行くことになりました。
この時点でも特別な感情は無く、ただただ同じバンド好きの友達として行ったというまでです。

モッシュが起きるようなライブだったので、僕は無意識に彼女をかばうような姿勢で見ていました。
後になって、「あの時守ってくれて、女の子扱いされてるんだと思った」と彼女から聞きましたが、自分ではどう思っていたのか覚えていません。
ただ、とても楽しかったことは間違いありません。

その後もしばらくは、たまに一緒に帰る程度だったのですが、少しずつ一緒に帰る頻度が増えていきました。
実は、一緒に帰りたいと思いタイミングを合わすように自転車の速度を調整していたのです。
それは好きという気持ちからと言うよりは、何となく楽しい、という気持ちからでした。

その後、時期は細かく覚えていませんが(恐らく7月頃)彼女が僕のバイト先で一緒にバイトとして働くことになり、バイト先からも2人で帰ることが増えました。

僕は少しずつ彼女の事が気になるようになり、気付いた時には完全に好きになっていました。
それまで17年生きてきた中で誰かを好きになったことはありましたが、このように少しずつ気になり気付いたら好きになっていた、という経験は初めてでした。

そして、2007年9月21日。
その日も2人ともバイトの出勤日で、いつもと違うことがありました。
僕と彼女以外の高校生アルバイトが皆休みだったのです。
僕は、付き合えるかどうかはどうでも良く、ただ彼女に好きだと伝えたいと思っており、この日のバイト後に告白しようと決めていました。

バイトが終わり、いつものように店仕舞いを終えた誰もいない店舗駐車場で話し込みました。
たわいもない話だったと思います。
告白に踏み込めぬまま1時間程話したのでしょうか。
束の間の沈黙が訪れ、「今しかない!」と勇気を出しました。

「…あのさ、俺、○○のこと好きだよ」

「私も」

この瞬間のことは今でも鮮明に覚えています。
彼女は短くそう答え、その後何を話したかはあまり思い出せないくらい嬉しかったです。
お互いの気持ちを伝え合い、さあ帰ろうかという時にどちらからでもなくハグをしました。

この日から僕の人生で最高で最低で、やっぱり最高な日々が始まりました。

今日はここまで。
約10年前、僕は世界で一番大切だった人と違う道を歩くことになりました。

その現実が受け入れられず、想いを吐き出す場としてこのブログを2年間程書いていたようです。
10年が経過した今、時代も平成から令和に変わり、僕の人生もまた一つ大きな節目を迎えようとしている中、ふとした拍子にこの当時の自分のブログを見ました。
全記事を見ましたが、恥ずかしい気持ちでいっぱいになってしまい、ついさっき慌てて全て削除しました。
(当時のアドレスとpassよくわかったなと笑)

恥ずかしい気持ちにはなりましたが、懐かしい気持ちにはなりませんでした。
それは恐らく、10年が経過しているとはいえ、僕にとってあの頃…17歳の9月から19歳の9月、またその前後という期間は決して忘れられる記憶では無く、また掛け替えのない大切な記憶だからです。

もう自分を知る誰が見ることも無いでしょうし、当時の記憶を思い返しながら明日以降少しだけ文字に起こそうと思います。