どもっ、コロナだよ
きょうも朝からお出かけだよ~
何でも「幻の桜」を見に行くんだって
車で1時間くらい走ったかな・・・
京都の大原野神社にやってきたよ
注目は右端の桜だっていうんだけど・・・
小ぶりながらも 堂々とした桜が満開です
これが 幻の桜といわれる「千眼桜(せんがんさくら)」だよ
:「オリ兄さん、何で幻の桜なの」
:「満開の期間が3日間ほどしかない桜だからなんだ」
:「じゃあ 僕たちはとてもラッキーなんだね」
:「満開の桜を見ると千願(せんがん)が叶うんだってさ」
:「じゃあ 千眼桜じゃなくて 千願桜だね」
:「語呂合わせもあるだろうけど 名前は姿から来てるんだ。
千手観音の千眼が開いたように たくさんの花をつける桜
っていう意味なんだろうね」
お日様が出たので 撮ってみたら 荘厳な写真になったよ
確かに、千願も叶いそうな感じだよ
僕たちも願い事を いっぱい考えないといけないね
千眼桜を後にして向かったのは・・・
善峯寺だよで、オリ兄さんはどこ
ここの枝垂れ桜は みんな満開だね
:「一つひとつ回ってたら 疲れちゃった」
:「しかしコロナよ、必ず見なきゃいけない桜があるぞ」
オリ兄さんと一緒に 大きな桜の下をくぐったよ
:「コロナよ、これが桂昌院様お手植えの桜だ」
:「桂昌院様って 誰」
:「徳川5代将軍・綱吉公の母さまだ」
:「へーえ 偉い人が植えた桜なんだね」
:「綱吉公は 生類憐みの令の将軍様だ」
:「しょうるいあわれみ・・・何それ」
:「人も 犬も 他の生き物も 命は同じ重さという法律さ」
:「江戸時代の僕たちも 大事にされていたんだね」
:「誤った解釈で犬が必要以上に崇められたもんだから、
綱吉公は『犬公方』って呼ばれたりもしたけどね」
それだけ語ると、オリ兄さん 謎の大脱走だよ
きっと 写真撮影に疲れたんだろうね
捕獲されたオリ兄さんと 門の前でポーズです
参拝の人たちが たくさん来るまえに撤収しなくちゃね
ウチに帰って・・・
パパさん 今から仕事らしくって お留守番を命じられたよ
千願の一つ目は「お留守番が早く終わりますように」だね