出張でドイツ。
車産業に転職したもんで、モーターショーに行ってきた。

これが産後初めての泊まり出張。

夜寝かしつけるの、Benで大丈夫かな~と心配だったけど
しばし家のことは忘れて楽しむことにした。

年の近い同僚たちとホテルのバーで飲んで、フワフワ独身気分。
2人ともイケメンだし。いや~楽しい。

だけど私はママ。

部屋に戻ったらまずは搾乳。
夜1時だもんね。そりゃーもうおっぱいは限界だ。
どんなに独身気分にひたっても体は正直。


翌日はモーターショー。

朝たっぷり搾乳してのぞんだものの、やっぱり夕方前に限界がくるんだよね。

手動の搾乳器を買い忘れて電動のでかいおっぱいポンプしかないので
会場にいる間は車のトランクの中。

つまり丸一日搾乳できない。

3時ごろ限界がきた。
トイレにこもって手で乳搾り。
すでにパンパンに張ってるので、痛いったらない。

個室でやるには体勢がきつすぎるので、手を洗うシンクで搾る。
  注)若い男子に解説:母乳は3~5つくらいの穴からバラバラの方向に出ます。
    男子のおしっこみたいに一か所に狙いを定めて出すのは無理。

商談用の人の少ないエリアのトイレに入り、誰もいないから大丈夫と思ったが
数分後にコンパニオンの若い女の子たちがわらわらと入ってきた。

シンクに腰をかがめてる私を見て心配そうに声をかけてくれた。

「Do you need help?」

どうやら吐いてると思ったみたいだ。

大丈夫よ、乳搾ってるだけだから。

不思議そうに私をまじまじ見る女の子たち。
で、やっと状況を理解したらしく

「Ah, you have a baby!?」って。声がうわずってるよ。

だから乳搾ってるって言ったじゃん。

まだ子供を産むなんて考えもしない若い彼女たちなので
いきなり「乳搾ってる」ってさらっと言われても分からなかったんだな。

自分らの衣装やら化粧やらを念入りになおしながら
好奇心たっぷりに私を見ている女子達。

「痛いの?」とか「赤ちゃんは何ヶ月?」とか
お気楽に話しかけてくる。

できれば一人でひっそりと搾ってしまいたかったが、
見つかってしまった以上、そうやって話しかけてくれるほうが恥ずかしくなくていいわ。


数分後、女の子たちはさっさと持ち場に戻る。

私は引き続き乳搾り。

同僚の男子たちは取引先の商談ブースでお気楽にカクテル飲んでる。
だからしばらく待たせておいて大丈夫。
状況的にラッキーだ。


で、なんとか2日乗りきった。


母乳育児しながらの仕事復帰、なんだかんだ疲れるけど楽しい。

こうやってこなせてるのは、周囲の理解と協力、それと電動おっぱいポンプののおかげ。
ありがたや。


2日目、帰宅したのは深夜。当然Kaiは寝てる。
ぐずることもなく、いつもよりいい子だったらしい。

ママがいない=甘やかしてもらえない=泣いても無駄

という図式を理解しているらしい。

なんだかなー。

それならいっそ、私はしばらく家をあけてるほうがBenにとっては楽なのでは?

甘えたいさかりのベビーにあまり我慢させるのはかわいそうだけど
私が視界に入ったとたんにぐずりだす今のしみったれ具合も何とかしたい。

バランスって難しいな~

$ベルギーぬるま湯ライフ