ベルギー税金高い。だけど社会保障はそれなりに充実してる。
日本で20%程度の所得税を払う人は、同収入ならベルギーでは50%程度払う。
おかげで失業手当がけっこういいらしい。
ふつーに暮らしていけるくらいいいらしい。(具体的な数字は知らん)

失業手当をもらうには、もちろん職を探している状態であることが条件。
(日本の失業保険と同じ)

でねぇ、就職の面接に行って
「今日ここには来てるんですけど、私は採用しないでくださいね」
って言う奴がざらにいるわけよ。ホントよ。この国ではよく聞く話。
ヘタに働くよりも失業中のほうが楽でいい暮らしできちゃうってことでね。

そういえば同僚のインド人のオバサンも
「辞めるなら絶対クビにしてもらわなきゃ損よ。」と口酸っぱく言ってたなー
自主退職では失業手当はもらえない。
実際に彼女は前の会社をわざと長いことサボってクビにしてもらったんだって。
自ら誇らしげに語ってたわ。

ちなみにサボってる期間もお医者さんの診断書があるので傷病休暇。
給料100%もらえる。(もちろん日数の限度はあるけど)
この国の労働基準法は雇われる側にやたら有利。
そんなわけで、ちょっと疲れるとお医者さんで何かの診断書をもらって
数週間休みを取るヤツがこの国にはけっこういる。

この同僚のオバサンも自分の家が引越しする時期に
「最近腕が痛いのよねー」と白々しいこと言って
数日後には医者の診断書を会社に送りつけてきた。
「2週間休みます」と。あほくさ。
有給休暇を使わずに、有給の休暇をとっている。

なめてるねー
まともに働いてる側としては腹立たしい。
こんなおばはんに失業手当出すために
給料の半分を税金に取られてるんかい…

そんなことを思いながらここで暮らしていたわけだけど
妊娠を機にちょいちょい採算とれるようになってきた。

この国の義務医療保険(日本の国民健康保険みたいなもん)はカバー範囲が広い。
お医者さんの処方箋があればお薬だけじゃなくて
産前・産後のエクササイズやマッサージにも保険が適用される。

そして産休中のお給料もこの義務保険(mutualitait)から支払われる。
最初の30日が月給の82%で、残りが75%。
(ベルギーの産休は産前・産後合わせて15週間)

当然収入は減るなーと計算していたのに、どうやら増えている。

この82%は手取りじゃなく額面に対して、ってことらしい。
そして産休期間は課税率が変わり、
もともと額面の半分程度払ってた所得税が大部免除されてるようだ。
おかげさまで働いてないのに収入が増えるという状態になった。

ありがたいよ。嬉しいよ。
でもこんなんでいいのかねぇ、ベルギーの社会保障制度。

誰が発表したんだか見逃したけど
最近のニュースでベルギーは“ヨーロッパ破たんしそうな国ランキング”5位って言ってた。

まずいよー。あぶないよー。

とりあえず失業者保護制度を改革してください。