我が愛しのダメ夫の話。先日のつづき。

いや、いいヤツなんですよ。全てがダメ男ってわけじゃない。
ただ生活力がない。

私が風邪で寝込めば「栄養つけなきゃ」と近くのイタリアンでピザを買ってくる。
こんな重いもん食えるか・・・(で、ピザのどの栄養素を風邪に良いと思ったんだろう)
私が泊まりの出張に出かければ、夕飯をクッキーとシリアルで済ませる。

お母さんがかなりのキャリアウーマンで
(ある航空会社の年間No.1利用客になるほど出張が多かった)
あまり手料理で育っていない。
なので私にも食事関連で多くを求めていない。
毎日夕飯作るだけですごく頑張っているように評価してくれる。

楽だよ。楽なんだけどさ。放っておけない。

だから結局しばらく家を空ける時はおかずをいくつか作って冷凍しておく。
彼が自宅勤務の日はお弁当も用意する。
日本だったら「妻としてそれくらい当然」って思われるのかもしれないけど
こっちのスタンダードでいけば「甘やかしすぎ」って友達に言われます。

だってお菓子やジャンクフードばかり食べられたんじゃたまらんもの。
食育というコンセプトを理解してほしい。
君はパパになるんだよ。早死にされたら困るのだよ。
長く稼いでくれたまえ。

こんな我が夫を料理のできる素敵なパパにするべく、訓練を始めました。

料理本から写真を見て私が食べたいメニューをピックアップ。
それをBenが一人で作る。
本はオランダ語なので私は読めない = 私は手伝わない。

じゃ、がんばってねー

くつろいでたのもつかの間、早速壁にぶち当たる。
まだ材料手配もしてないのに。

料理経験のなさすぎる彼は、食材の名前を知らない。
「帰りにアスパラ買ってきて」と頼んだらいんげんを買ってくるような男だ。
ほうれん草がどういうパッケージで売ってるのかも知らず、見た目どんなんかも知らず
スーパーから電話してきて「置いてある棚まで誘導してくれ」とナビらせる男だ。

当然料理本に書いてある材料が何なのか分からない。
とりあえず英語に訳してみてもわからない。

ナツメグ。サフラン。
それがどんなものなのか分からない。
まぁそうか。食べたことあっても、料理前の状態を見たことないんだもんね。

チキンブイヨン = 固形スープを溶かせばいいってことも知らない。
痛いなーこりゃ。

しょうがないので材料については説明します。買い物にも同伴します。
なおかつ料理用語も説明します。
「蒸す」とはどのようにすることか。
「Poachする(ちょいゆでる)」とはどの程度ゆでるのか。

あとは自分でやってね。



で、出来上がったのがこれ。

$ベルギーぬるま湯ライフ


本の通りに盛り付けてみたようだが、どうも質素だねぇ。
味も・・・質素だねぇ。
ソースはビールソースなんだね。本によると。
クリーク(Kriek:ブラックチェリーのビール)と
クリームと何やらかんやら入っているが、ビールがめっちゃ主張してるね。
もっとさりげなくていいのになー。
「ソースはまだまだあるからね」ってたっぷりテーブルに置かれたが
できればお醤油かけちゃっていいですか・・・?
(いや、かわいそうだからそれは言わないでおこう)
まぁ私が写真だけ見てこれを選んだわけだから仕方ないか。
感謝していただきます。

食べてる間、「まずい?ほんとはまずい?やっぱオレ使えない男?」って・・・
うるっさいわ 笑   まぁまぁおいしいって言ってんじゃん。
最初から満点もらえるとでも思ったんか。

ここ2ヶ月で4度ほど、こんなトレーニングをしました。
毎回いまいちな料理が出てくるけど
キッチンで奮闘する姿と、私の反応を過度に気にしてるところを見るのは悪くないね。
ふだん強気な男だから、たまに弱っちいのもかわいいじゃないか。


当面は努力を評価します。褒めて伸ばしたい。

がんばれ、我が夫。