月夜のサーファーガール
年と共に、活字を追い掛けるのが、面倒になってきている。
調べものの場合、兎に角、パッパと要点を知りたい。
そこで、ハタと気が付いた。
YouTubeに上がっていないか?
すると、「マジか!」と思う程、該当するものが出てくる。
「今更?」と言われそうだが、その「今更」なのだ。
動画で丁寧に解説してくれているものが多いので、幾らか見ると、おおよその事は分かる。
なんと便利な時代になったものか。
そんな事で、今日もYouTubeを開いた。
と、何とも懐かしい音楽タイトルが目に入った。
森田童子-ぼくたちの失敗-
かつて、ドラマ主題歌にもなった事がある。
その時は、ちょっと違和感があるよな、と思ったが、まあそれはそれ。
森田童子-その歌詞もメロディーも何処までも物悲しく切ない・・・
僕は底なしの暗闇を覗くようなことはしない。
と思いつつも、森田童子にひどく惹かれる。
独特のか細く柔らかい声。囁くような歌。
かつて、このような強烈な個性と世界観を持ったシンガーソングライターが存在した。
僕が森田童子を知ったのは、ドラマ主題歌でその名前が広く知れ渡るより随分前。
殆どメディアには登場せず、その素顔も見せなかった。
何故に森田童子が画面に出てくる? と、思いながら、ポチッとしてしまった。
歌詞は学生運動(恐らくは1970年前後)とその終焉、社会の大きな波に翻弄される若者を比喩しているように思える。
学生運動と言っても、今のお若い方には何の事か分からないかと思う。
僕も大学の古く崩れかけたようなクラブハウス? にペンキで書きなぶられた文言をみて、
かつてそんな闘争があったのかと知る程度だ。
この曲を聴くと、ある女性を思い出す。
小麦色に焼けた肌、サーファーカットがよく似合った女性だ。
少し話は反れるが、
かつて、僕は映画でも観るように事細かくその情景、会話を覚えてしまう事があった。
そして、それはいつまでも色褪せない。・・・僕の意思に関わらず。
ある事をいつまでも鮮明に覚えているというのは、そんなに楽しい事ではない。
これは軽い何とか症候群というのではないか? と、思う事もあった。
が、最近はそんな事も少なくなってきた。
単純に年のせいだろうけど。
今から書こうと思っているのは、そんな色褪せない記憶の一つだ。
・・・・次回に続く・・・