レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -391ページ目

寒空と買取り

11/11月曜日。

やっと自室軟禁も解かれた。

しかし、仕事となると別で、

昨日はまだ軽い頭痛を感じながら、

僕一人で店に出ていた。

本当かどうか知らないが、

風邪は治りかけに他人にうつると言う。

そんな時に店に出ていてもよいのだろうか?

どうでなくてもうちは、常連さんが多い。

おのずと、みなさんながいをする。

うつしてしまわない事を願う。


空模様が怪しく、店頭はのんびりしており、

夕刻には雨が本格的に降り始めた。


それなりに出入りのあった客足もぱったり途絶えた。

閉店後、買取りに行くはずだったが、これは明日に延期。

喜んではいけないのだが、これで一息つける。

コーヒーを淹れていると、常連Oさんが、ひょこひょこ柿を持ってやってきた。

「ようお越し。コーヒーでも飲みますか」と、僕は手招きをした。

そこで、はたと気がつき、「風邪をうつしてしまうかも知れない」と、言ったら

「へいき、へいき。僕も昨日まで、風邪で寝込んでましてん。

鼻水タラタラ。高熱と節々の痛み。結構、厳しかった」と。

やはり、流行っているのだ。

ここ堺だけかも知れないが、

まわりで何人もが同じ症状で寝込んでいる。

みなさん、お気をつけ下さい。


翌月曜日。今日は駅近くのお宅まで買取りに行かねばならない。

しかし、寒い。

一歩も外に出る気にならない。

買取り先に、もう一日延ばしましょうと連絡をしたかったが、

明日はもっと寒いと言う。

それ以前に「そんなたるい古本屋あかんやろ」と、言われるわな。

という事で、しっかりダウンジャケットを着込んで、買取りに出掛けた。




買取り先マンションの通路から・・・さむ~~い空が広がっている





いよいよ、寒い冬がやってくるのか~

僕は、寒さが窓をコツコツとノックするような冬日、

暖かい部屋でつまらない話をしながら

「まあまあ、ミカン食いねえ。あったかいお茶でも飲みねえ」

なんて言って過ごすのも好きだ。

家内は、慌ただしくもお祭り気分が町を包む師走が大好きだと、言う。

だいたいがおめでたい人なのだ。

僕のようにシリアスではない。

それはそれとして、確かに師走はいい。

忙しくも何もかもが、うまく動いているような気になる。

それと正月のおおらかで平和な何日間。

年から年中、世界中がそんな雰囲気なら、

つまらないいざこざもないし、

人が人に優しい社会になるのに。



さて、買取った本の処理を急ぐことにしよう。

これから年末に向けて、本を整理する方も増えるはず。

成穂堂も買取りが増えるはず。

古本屋のかきいれ時というのは、「売上」ではなく、「買取り」なのだ。



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