恐るべし、三男!
夜と言えども、この気温は僕が子どもだった頃の真昼間と、さして変わらないのではないだろうか?
皆さん、コロナの事でも大変でしょうが、この異様な暑さにも充分お気をつけ下さい。
ところで、今夜はバッグの中に、本を数冊押し込んで帰宅した。
ちょっとばかり、三男の知識というか雑学を試してやろうと思っていた。
帰宅して、僕は足早にリビングに滑り込んだ。
そして、徐にことわざ本を取り出し「おーい、三男」と呼んだ。
気怠そうにリビングに顔を出した三男に「さて問題です」と、言った。
三男は「帰るなりなに?問題なんていらんし」と。
それにかまわず、僕は言った。
「次のことわざを言いなさい。猿も木から・・・?」
三男は諦めたように「すべる」
そうきたか。
「確かに滑る事もあると思うけど、ちょっと違う」
「どうして?サルスベリっていうでしょ」
「それは、樹木の名やがな。聞いているのはことわざ」
「あっ、分かった。落ちるや」
いきなりボディブローを食らったな。
「では次。馬の耳に・・・?」
「んん〜、知ってるで。真珠」
「まっ、馬でも豚でも同じやろけど。・・・違うがな、ことわざやがな。決まった語句があるがな」
「分かった。大仏や」
「重もうて、馬、潰れるわ」
「まあ待ちなはれ。そこまで浮かんでるねん。あっ、念珠や」
「何でや。そこか!」
「えっ?違う?おかしいな」
「二つを混ぜてみいな」
「ええ〜!混ぜてもええん?」
「違うがな。あのなぁ、ややこしいな」
「分かった、分かった。皆まで言いな。念仏や。そやろ」
「まあ、そやけど、何を試したいか分からんようになってきたわ」
何だかアホらしくなってきて、僕はそこで本を閉じた。
僅か二問で、三男の圧勝である。
本で言えばプロローグにさえ届いていない。
三男はここまで大阪弁ではないが、会話の内容は紛れもなく事実である。
これで、本当に大学受験に臨む気なのだろうか?
だいぶ、不安になってきた。