レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -123ページ目

恐るべし、三男!

夜と言えども、この気温は僕が子どもだった頃の真昼間と、さして変わらないのではないだろうか?

皆さん、コロナの事でも大変でしょうが、この異様な暑さにも充分お気をつけ下さい。


ところで、今夜はバッグの中に、本を数冊押し込んで帰宅した。

ちょっとばかり、三男の知識というか雑学を試してやろうと思っていた。

帰宅して、僕は足早にリビングに滑り込んだ。

そして、徐にことわざ本を取り出し「おーい、三男」と呼んだ。

気怠そうにリビングに顔を出した三男に「さて問題です」と、言った。

三男は「帰るなりなに?問題なんていらんし」と。

それにかまわず、僕は言った。

「次のことわざを言いなさい。猿も木から・・・?」

三男は諦めたように「すべる」

そうきたか。

「確かに滑る事もあると思うけど、ちょっと違う」

「どうして?サルスベリっていうでしょ」

「それは、樹木の名やがな。聞いているのはことわざ」

「あっ、分かった。落ちるや」

いきなりボディブローを食らったな。

「では次。馬の耳に・・・?」

「んん〜、知ってるで。真珠」

「まっ、馬でも豚でも同じやろけど。・・・違うがな、ことわざやがな。決まった語句があるがな」

「分かった。大仏や」

「重もうて、馬、潰れるわ」

「まあ待ちなはれ。そこまで浮かんでるねん。あっ、念珠や」

「何でや。そこか!」

「えっ?違う?おかしいな」

「二つを混ぜてみいな」

「ええ〜!混ぜてもええん?」

「違うがな。あのなぁ、ややこしいな」

「分かった、分かった。皆まで言いな。念仏や。そやろ」

「まあ、そやけど、何を試したいか分からんようになってきたわ」

何だかアホらしくなってきて、僕はそこで本を閉じた。

僅か二問で、三男の圧勝である。

本で言えばプロローグにさえ届いていない。

三男はここまで大阪弁ではないが、会話の内容は紛れもなく事実である。

これで、本当に大学受験に臨む気なのだろうか?

だいぶ、不安になってきた。