3月11日
ピロが劇団四季「ライオンキング」（東京）の初舞台に立ちました。
3年生の11月にオーディションに受かり、今までずっとお稽古をしていました。
とても厳しい世界。辛いこともあったと思います。
ピロのおばあちゃんはデビューのお知らせをしたら、
「もうホント！よく頑張った！！春夏秋冬、雨あられってね。」
と、5回くらい言ってくれました。
（最初泣きそうでしたけど、2回目からは笑いました。ｽﾐﾏｾﾝ）
いや。本当に。冬春夏秋冬・・・そして春でした。
雨あられどころか、雪も降りましたしね。
うんうん。よく頑張ったよ。
記念に初！名前出しです！（笑）
この日のキャストボード、「ヤングシンバ 野田宏海」というのがウチの子です。
コリャまた、感慨深いものがありますね。
「おー。」
って感じです。
楽屋入り前。お相手、ヤングナラのもみじちゃんと。美人さんでしょー？
こんな眩しいさわやかな朝、まさかあんなことが起こるとは・・・
ご存知のように、3月11日といえば、あの日です。
一幕の最後の場面、あと2～3分？というところで地震が来ました。
お客様も、出演者も避難し、公演は中止になりました。
ピロの出演は一幕なので、9割方出演終えてるのですけど、一応、デビュー公演はやり直そうね。ってなりまして照れまして。
だので、カウントに入らないようなのですけど、今後出演回数を数えていきますが、ずっと、「.5」をつけて数えていこうと思います。
避難後、急いでメイクを落とし、帰り。（といっても、帰れなかったんですけどね。）
観に来てくれた、同期の梨奈ちゃんと浩大くんです。
みんないい笑顔です。事の重大さに気付いていません。
あんなに悲しいことが起こっていたなんて。
申し訳ありません。
今後、皆さんに元気と笑顔を届けられるよう、精一杯頑張ってまいります。よろしくお願いします。 ー野田宏海ー
P.S. 出演者が避難した時、ヤングシンバは裸で外に逃げたので、コートやストールを掛けてくださったお客様、ありがとうございました！汚れてしまうのに、本当に優しいお気持ち。心から感謝しています。