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濱田崇裕サイド

最近、彼女の元気がないのは気づいていた。仕事忙しそうだし、社会人になったばっかりでまだ慣れてないと思う。でも、家に帰ってこれば俺に気を使ってるのか元気なフリをする。
俺には元気ない事バレてるのに。

今日は久々のオフだ。
彼女が仕事に行くのを見送って、家でDVDをみて帰りを待つ。でも、彼女は一向に帰ってこない。
心配になり探しに行こうとしたら
「ただいま~!」と帰ってきた。

どこいってたん!心配したやん!
って、言おうと思った。
でも、彼女の顔を見たら言えなくなった。
目が赤い。バレないようにしてるみたいだけど目をこすった跡がある。
泣いてたんだ。俺に心配かけたくなくて俺のいないところで。
そんなこと考えたら自分が情けなくなって
「1人で泣くな。隠してたつもりかもしれんけど俺には分かるで。毎日俺が寝た後も1人でリビング戻って仕事してるのも。俺に隠れて泣いてたのも知ってる」
そう言って彼女を抱きしめた。
彼女は俺の腕の中で静かに涙を流した。
「家にいる時くらい俺に頼ってよ。1人で泣こうなんて思うなよ!」
「ごめん…ごめん。崇裕に迷惑かけたくなかった。仕事の愚痴言ってうざいって思われたくなかった」
「迷惑なんて思わへん!うざいなんて思わへんから!俺のこと頼ってよ」
彼女は腕の中で頷き涙でぐしゃぐしゃになった顔を上げて、俺に向かって
最高の笑顔を見せながら
「崇裕くん。好きだよ。ありがとうっ!」
そう言ってキスをした。