エッセンシャル・ユングそれ自体が結構読むには難しかったりします。
そこで、もっと平易な文で説明を試みようと思います。
人間の精神構造の中には、劣等な性質と原始的な傾向があります。
それはどのような人の中にもあるけれど、才能に恵まれた人は、自分の生き方の理想を持っています。
そしてその人たちは立派に生きていけます。
もしその人たちが犯罪を犯してしまったとしても、それは微罪か無意識の厚い層によって意識から覆い隠されてしまいます。
自分の内にある反面(劣等な性質と原始的な傾向)に無意識のまま、周囲の人間を堪え難くさせ、身の毛のよだつような雰囲気を作り出すのは、とても道徳的な人々です。
nなぜなら、聖人とともに暮らすということは、あまり道徳的な才能に恵まれていない人にとっては、劣等感コンプレックスが刺激されたり、背徳的なものが激しく出てくることになるかもしれないからです。
道徳というものは、知性と同じで一つの才能のように思います。それだから、本来的に道徳が備わっていない人に道徳を押し込もうとするのは不可能なことです。
続く
