影
ある一定の自律性を有した「無意識の人格」の一例。
フロイトが『日常生活における精神病理』で列挙したような、言い間違いや錯誤行為の原因であるということができるかもしれない。
影はまたしばしば他者に投影される。
貪欲であるとか、狭量であるとか、人を軽視しているなどと他者に対して人が非常に避難するその特性を考察すると、それらは、実はその人自身が意識しないまま持っているものだということが明らかになる。
影は一般に、分析の過程では最初に現れてくる元型。
ヨーロッパ人の夢では、影は夢み手と同性の人物として出現する。
ユング自身の夢に示されたように、一般には褐色の肌をしていたり、外国人であったり、未開人であったりする。影の表す抑圧された傾向を意識化したり、人格の中の好ましくない側面を認めることによって、我々がそれらから自由になれるのかというと、必ずしもそうはならないとユングは主張している![]()
