前回のお話下矢印

 

 

 

 

公園によく行くようになったのは、わが子が歩けるようになった生後10か月ごろからだ。

 

ある日いつも通り公園で遊んでいると、

紫のコートを着たママと、3歳くらいの子がやってきた。

わが子は人見知りがはじまったころであった。

私のほうは永遠の人見知りである。

わが子はそのパープルコートのmamaにほほえみかけられ、号泣してしまったのである。

気まずい、気まずすぎる。

 

そのママは見るからにこの近所のママ友コミュニティ上位ランクに君臨していそうな風格であった。

子供はもう3人目もしくは4人目。一番上の子はもう中学生になるの。といったような雰囲気であった。(勝手な予想)

この公園で誰かに合うと、必ずといっていいほど立ち話をしている。

 

そう、何を隠そう、かなり苦手なタイプである。

このような方に好かれるような人がきっとママ界隈でうまくいくのだろうなとは思うのだが、

私は不可能だ。嫌われてしまうであろう。

 

 

しかし不思議なもので、私が公園にいくとしょっちゅう会うではないか。

なにも同じ時間に行っているわけではないのに。

私は昔からこのような特殊能力をもっている。

 

苦手だな、怖いな、と思った人を引き寄せてしまうのだ。

小学生の時は学年にひとりしかいなかったヤンキーがいつも手つなぎペアだったし、

中学生のころは年下のヤンキーが同じ部活にはいってきた。

高校のころは席替えでニコイチギャルの間にはさまれた。

苦手だと思った人ほどひきつけてしまうが、もちろん萎縮してうまくかかわれない。

いじめられるわけではないが、『どうしていいかよくわからない人』になってしまい、

気まずい思いをする。

 

 

結果的にパープルコートのmamaとは一度も会話することはなかった。

とりあえず挨拶だけしておけばいい、みたいなことがネットによく書かれているが、

それが厳しいのがコミュ障なのである。

相手を見つけた瞬間に、

『挨拶するべき?いや、仲いいわけでもないのにしていいのか?変におもわれないか?そもそもどこまで近づいたら挨拶する?無視されたらどうしよう?わが子泣くし気まずいしな』

いろいろなことが頭をかけめぐって、その人のほうを見られなくなってしまうのである。

その人のほうを見ることなく、波紋だけで相手の居場所を感じ取り、近づかないように距離をとる。

波紋使いである。

 

そんなことをしているから人とコミュニケーションがとれないんだ。とはわかっているが、無理なのだ。

 

そのうちこんな技も使いだしてしまう。

公園に入る前に、外から見て紫色が見えたら公園に入らず通り過ぎる。

ーまるではじめから、公園などに何も用はなかったかのように、、、

 

そんんんなしょうもないことで公園変えてごめんな、、と頭の中でわが子に土下座しまくったのはいうまでもない。

 

 

 

そのうち、パープルコートのmamaと会うことはなくなった。幼稚園や保育園に行きはじめたのであろう。

 

 

 

 

次はどんな出会いがあるのだろうか?!

 

かっこつけているが、今回何も出会ってないし、何も起こっていない。

 

 

 

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